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トップ > 犬 肺炎 > 犬 肺炎 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月2日 6時)
ジョーズの顎ぢからの測り方とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は南アフリカのサメ事情です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
2 December 2008 BBC News
体長3メートルほどの Great White(ホオジロザメ) が船の周りをうろつく中 Enrico Gennari 氏は「さあ、来い、おまえならできる。」とサメに呼びかけます。
海洋生物学者の Gennari 氏は長い金属製のロッドの先にエサ袋をつけた器具を水中に沈め長時間サメの鼻先に差し出しています。彼はこれを「バイトメーター」と呼びこれを使ってサメの噛む力を測ろうと試みているのです。
こうしたホオジロザメに関する調査を行っているのは南アフリカは Mossel Bay(モッセル・ベイ) の South African Marine Predator Labora-
tory (Sampla) です。調査の目的はホオジロザメの生態を完全に明らかにすることです。
人間はサメに対して2つの態度を取ることができる、と語るのは Sampla の科学者 Ryan Johnson 氏です。一つはサメをすべて殺して人間の安全を確実にする方法。2つ目はサメのことを理解しようと努力し海のどの場所にいるかなどを調べ上げサメの脅威を少しでも少なくする方法です。
モッセル・ベイにはおよそ80頭のホオジロザメが生息しているうえに観光客も多い場所です。この20年ほどは Sampla の情報の効果もありサメによる事故は起きていないといいます。
南アフリカやオーストラリアではサーファーがホオジロザメの大好物アザラシと間違えられて襲われる事故が時々起きていますが、モッスル・ベイのサーファーは安全な場所や時間帯などについて知らされるので事故を回避できるといいます。
Gennari 氏の調査はといえば結局3時間半ねばった結果やっと1頭のサメがバイトメーターに噛み付いたとのこと。「89ポンド/平方インチ、これは人間の噛む力よりちょっと大きいぐらいかな。」と彼は意気揚々と語ります。
彼はこの調査を通じて分かったのはホオジロザメは何でも襲撃するような凶暴な魚ではないということだといいます。「サメは何でも噛みつく Pac-
Man のような魚ではありません。とても用心深い魚なんです。」と彼は語っています。
◆◇◆
モッセル・ベイは西ケープ州にある風光明媚な町で、オウテニカ・チューチューという蒸気機関車が走っていることでも有名ですね。ここではビーチで楽しむ他にもシャーク・ケージ・ダイビングに挑戦することもできるようです。
ホオジロザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。「ペットと一緒に初詣」ができる神社の参列者が年々増えているそうです。新宿区の市谷亀岡八幡宮がこの初詣を始めたのは2000年。それ以降参列者が増え続け、昨年は犬、猫を初めイグアナ、ウサギなどを含め約300匹のペットと飼い主が参列したそうです。祈願の儀式は手水、お払いからお清めまですっかり人間と同じ手順とのこと。参列には事前予約が必要で現在予約受付中とのことです。
イグアナの初詣というのもすごい話ですね。
アフリカ・レポート 壊れる国、生きる人々
波を求めて世界の海へ
作者:うおみ
更新日:2008年12月2日 15時54分
カワハギのタタキ釣り動画のような映像とか、カワハギ三昧だよ
さーて、ついに12月!別にやることなくても、気忙しくなる年末です。
こういう時こそ、泰然自若として釣り糸を垂れるってのはいかが?う~む、許されるのかぁ?
と、いうことで本日は本館「魚見オンライン」の更新日です。3つの動画をお送りま~す。
最近遠征ネタが続いたので、このへんで場所よりおさかなにスポットライトを当ててみましょう。遠征ネタはまだまだ残ってるので、また今度(京都とか宮城とか福島とか…)。
さてさて、冬の釣りで欠かせないのはカワハギのようです。
肝がパンパンになって鍋に良し、刺身に良し、という状態なのですが、メインは船釣りになります。防波堤からではなかなか難しい釣りになります(地域にもよるでしょうが)。
というのは、カワハギは水温が下がると深いところへ移動しちゃんです。さよぉならぁ~。
移動する前に釣りにいかなきゃ♪いそいそ
ということでイメージトレーニング映像だ!
海底を叩くオモリに反応するカワハギです


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「カワハギのタタキ釣り」という釣り方があります。
仕掛けを海底に沈めたあと竿を激しく上下させる釣り方ですが(詳細は検索して見てください。いろんなサイトで説明されてます)、餌を揺らすのが目的で、オモリで海底を叩くわけじゃないそうです。
でも、激しく海底を叩くオモリにカワハギが寄ってきてますね。
オモリというか海底の砂が巻き上がってる状態に興味津々のようです。餌が出てこないか見てるのかもしれませんね。
オモリの動きを止めると、徐々に去っていきますが、動かした瞬間に振り返るカワハギがかわいいです。
じゃれつくニャンコのようだな♪
ははは、じゃれてるというより追っ払ってるな


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サビキ仕掛けの餌カゴから大量のオキアミが放出された瞬間にカワハギが寄ってきました。
最初はオキアミを食べたようですが、すぐにケンカが始まりました。よくみると横っ面を噛んでますね。なかなか獰猛な魚だな。
でも、オキアミはこんなにいっぱいあるんだから、仲良く食べればいいのにねぇ。欲張りさんだこと。
カメラに向かって愛嬌を振り撒くカワハギ


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どうしてレンズ前に寄って来るのでしょうね。
カワハギの他には、イシダイやニジギンポが同じような行動をすることがあります。
レンズに写っている自分の顔をウットリして見てるのかも…。ナルシストなサカナ達だな。
たまには、でっかいチヌとかグレが寄って来てくれないかな。
目の前でバリバリと貝を噛み砕いたら、見ごたえあるだろうなぁ。
さーて、今年は後何回海に行けるかな。
次は広島あたりに遠征しようかなぁ~とも計画中。あ~牡蠣食いたい♪
今回掲載の動画をもう少し大きなサイズで見られます。本館の新着動画コーナーへいらっしゃいませ。期間限定ですからお早めに。

各地の釣り場で水中撮影する『魚見行脚』も順次動画アップ中
「たまには上見る?野鳥写真と月記」もいかが?フリー素材もあるよん。
作者:うおみ
更新日:2008年12月1日 8時39分
世界初巨大イカが展示されるという話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はあの巨大イカの話です。
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29 November 2008 stuff.co.nz
ニュージーランドの Te Papa(テパパ博物館) では12月13日より colossal squid(ダイオウホオズキイカ) の展示を始めるそうです。これは世界初の出来事とのこと。
展示されるのは体重495キロ、4.2メートルのメスで、特注の水槽に入れられ眼球の水晶体やクチバシのモデルなど体の一部とともにディスプレイされるそうです。これらのパーツは触れることも可能で時々入れ替えされるようです。
コロッサル・スクイッドは今まで発見された無脊椎動物の中で最も巨大な生物であり、その直径27センチある目は世界記録をもっています。
この巨大イカは2007年南極大陸沖合いの Ross Sea(ロス海) で漁を行っていた San Aspiring 号によって捕獲されました。水揚げされたときにはモンスターか海のT・レックスか、と大騒ぎになりました。その後博物館に寄贈されたのですが、当初船長が予測した10メートルという体長よりははるかに小さいものであることが判明しました。
しかし4月にこのイカを解凍してみるとその大きさ以外に多くの点で興味深いことが分かってきたのです。Auckland University of Technology(オークランド工科大学) の海洋生物学者 Steve O'Shea 博士はメスの体色が暗い色なのは子イカが発光する光を覆い隠すためではないかという仮説をたてています。子イカの目の近くに発光する場所があるのです。
博士は、巨大イカは海のT・レックスというには程遠く成熟するにつれておとなしくなっていくといいます。メスは年を経るごとに体長が短く幅広になっていき、数千個の卵を持つ巨大なゼラチンの塊に変化するのです。おそらく彼女は卵を持って海底にいて死んだ魚を食べ、一方連れ合いは狩りに出かけるというような生活をしていたのではないか、と博士は語っていたとのこと。
◆◇◆
ディスカバリーチャンネルはこの巨大イカの解凍と調査の様子を撮影しており、年内にも北米でそのドキュメンタリー番組が放送される予定だそうです。
巨大イカとは関係ありませんが興味深いニュースを見つけました。全国のアカウミガメの産卵数が過去最高を記録したそうです。調査によると産卵回数は全国328箇所の砂浜で計1万847回となり、昨年の約3倍に増えたとのこと。平成9年までは産卵数は激減していたそうで、ここまで回復した要因は各地での保護活動が成功したり、国際的に漁業規制がされたことなどいろいろ考えられるそうです。ひとまずは安心ですが、調査をまとめた「日本ウミガメ協議会」会長は「これから現在の地球環境の悪化が反映されてくるかも」と話しているとのこと。
イカ・タコガイドブック Cephalopods in Japanese waters
ショージ先生の船の博物館めぐり 世界編
作者:うおみ
更新日:2008年11月30日 14時30分
カルシウムが足りない!・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は危機にある微小な生物の話です。
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November 27, 2008 canada.com
カナダの湖ではかつて water flea(ミジンコ) がたくさん生息していましたが、今では激減しており、オンタリオ、ケベックからマリタイムにかけての生態系に大きな影響を及ぼしているそうです。
Environment Canada(カナダ環境省)、 Fisheries and Oceans
Canada(カナダ水産海洋省) などの科学者の調査によるとカナダの湖ではカルシウム分が減少しミジンコの殻や骨の形成ができなくなっているのです。
森林伐採と酸性雨がカルシウム減少の主な原因であると科学者は考えています。そしてこの状況は人知れず静かに進行し何らかの手を打たないと最悪の事態になるといいます。
生態系全体を崩壊させる可能性があると語るのは Queen's University(クイーンズ大学) の生物学者 John Smol 氏です。カナダ東部の湖でカルシウムが減少している事実は知られていましたが、研究者達がミジンコの現状を調査するまでは誰もその問題の深刻さに気づかなかったのです。ミジンコは生態系の要となる生物であり、炭鉱内のカナリア的存在だと Smol 氏は語ります。
ミジンコの殻形成の問題は単に様々な生物のエサとなるミジンコの数が減少するということだけではなく、多くのカルシウムを必要とするザリガニやヘビ、貝など様々な生物にも共通する問題です。
研究チームの一人 York University(ヨーク大学) の Norman Yan 氏によるとミジンコは水中のカルシウムの量に影響を受け、他の生物の少なくとも10倍のカルシウムを必要とすることが分かったそうです。カルシウムの量が1リットルにつき1.5ミリグラムより少なくなるとミジンコは殻を作るのに十分なミネラルを得られず繁殖できなくなるのです。
科学者の報告によるとカナダの湖の多くは危険なラインぎりぎりかそれを下回っています。カルシウムが減少したのは1970年代と1980年代の酸性雨がピークだった頃で、多くの湖では汚染のレベルは下がったにもかかわらずカルシウム濃度は回復していないのが現状です。
同様の問題は北部ヨーロッパやアメリカでも起こっているといいます。これらの地域では土壌のカルシウム分がもともと少ないのです。その上酸性雨が湖の周囲の土壌や岩のカルシウム分を奪い、こしとってしまいます。
ここで森林の伐採が大きな原因になると両氏は指摘します。木々は倒れて腐り土にカルシウム分を返す代わりに伐採され紙や建築資材になってしまうというわけです。枝や樹皮などの要らない部分を森に残しておくことでいくらかでもカルシウムを返すことができるのではないかと科学者達は考えているとのこと。
◆◇◆
ミジンコにカルシウムが必要というのは勉強不足のため初めて知りました。考えてみれば彼らは甲殻類なんですよね。
ミジンコとは関係ありませんが面白そうなニュースを見つけました。岩手県大船渡市の「三陸とれたて市場」のホームページ内でサケが遡上する水中映像を見ることができるそうです。ライブカメラは水中と上空に2台設置され、毎年1万匹のサケの迫力ある映像が見られそうとのこと。今後は定置網船やカキ養殖棚の作業船、番屋などにカメラを設置する予定だそうです。
カイミジンコに聞いたこと
ミジンコはすごい!
作者:うおみ
更新日:2008年11月29日 16時18分
スネークヘッド恐るるにたらず・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はあのお騒がせな魚の話です。
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MIAMI Nov. 27, 2008 chron.com
フロリダに住む引退した医師 Marty Arostegui 氏は North Lauder-
dale(ノース・ローダーデール) のハイウェイ沿いにある狭くてにごった水路で捕まえたある魚を料理し、家族とゲストに出しました。
ライスとサラダとともに皿に盛られた魚の白身を一同は美味しいと絶賛します。
その魚はなんと2キロの snakehead(ライギョ) でした。この魚はぬるぬるした醜悪な顔をしたアジア原産の淡水魚で、この8年間フロリダからニューヨーク、アーカンサスの水産業関係者を悩ませている魚なのです。
北東部の州では毒を使ったり池の水を抜いたりしてこの魚の駆除に努め、また生きたスネークヘッドの所持を禁止するなどの処置をとっていますがその生息数は確実に増えているといいます。
Florida Fish and Wildlife Conservation Commission(フロリダ魚類野生動物保存委員会) の外来魚研究所の Paul Shafland 氏はスネークヘッドを釣った場合はリリースしないで食べるよう指導しています。
しかし今のところこの厄介な外来種は当初予測されていたような環境破壊をもたらしてはいないようです。
同委員会は最近 electrofishing(電気漁法) を用いた調査を行いました。これは弱い電気を流して魚を気絶させ調査する方法です。その結果スネークヘッドの数が増えても largemouth bass(オオクチバス)と pea-
cock bass(ピーコックバス ) の数に打撃を与えることはないことが分かったのです。この2種類はサウス・フロリダの湖や運河でゲームフィッシングに欠かせない重要な魚なのです。
死んだスネークヘッド127匹の胃の中を調査したところ見つかったのは同種13匹、ブルーギル1匹、モスキートフィッシュ11匹、warmouth(ワーモス、サンフィッシュ科の魚) 7匹、ピーコックバス2匹、トカゲ、ヒキガエル、小さなカメ、ネズミ、ヘビだったそうです。結局オオクチバスは見つからなかったとのこと。
◆◇◆
とりあえずバスが大丈夫だからいいか、というわけではないんでしょうが、それにしても何でも食べる魚のようです。
白身魚つながりでこんな記事を見つけました。白身魚フライの主役だったスケトウダラが昨年から続く価格高騰で、学校給食や弁当チェーンが直撃を受けているとのこと。そこで大手水産会社は代替魚としてベトナムからナマズの一種「バサ」の輸入量を増やしていくことを決めたそうです。この魚は主にメコン川に生息し、成長すると1.5メートルにもなる淡水魚でベトナムやカンボジアでは食用魚として親しまれているそうです。欧米ではすでにかなりの量が流通しているとのこと。
お味の程は如何なのでしょうか。
川や池の魚
シークレットルアーテクニック湖沼
作者:うおみ
更新日:2008年11月28日 14時29分
ムシのおかげで助かったフィッシュ・ファーマーの話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はありがたいムシの話です。
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Nov 24, 2008 ABC News
オーストラリアは Darwin(ダーウィン) の近く Berry Springs で barramundi(バラマンディ) の養殖業を営む Adam Body 氏は10月に養殖池の水抜きをしたところ今までに見たこともないものを見つけたそうです。
Body 氏が語るところによると、いつもは池の底に溜まっている真っ黒なヘドロが全くなく歩いていけるほどだったとのこと。違っていた点はいたるところに2ミリくらいの小さな穴が開いていたことぐらいだそうです。
彼は不思議に思って Northern Territory Museum(北部準州博物館) の Chris Glasby 博士に尋ねます。博士によるとその穴に住んでいる生物は blood worm(アカムシ) の類ではないかと言います。それは細く赤い色をしたムシです。
そのムシがヘドロを食べ池の掃除をしていたわけです。
Body 氏はムシのおかげで時間とお金の節約ができると大喜びです。そして別の養殖池にも使いたいと考えています。「これからはすぐに仕事を再開できるし遅れをとることもないね。底泥を集めて廃棄するコストもかからなくなるよ。」またこのムシのおかげで養殖した魚をもっと早く売ることができると彼は付け加えています。
◆◇◆
バラマンディというのはオーストラリアではフィッシングのターゲットとして人気のあるスズキ目の魚で、成長すると1.5メートルほどにもなるそうです。お味のほうも人気があり魚料理といえばバラマンディ!というくらいメジャーな存在だとか。
アカムシとは関係ありませんが興味深いニュースを見つけました。中国で世界最古のカメの化石が発見されたそうです。発見したのは中国やカナダなどの合同研究チームで、貴州省の約2億2000万年前の地層から見つけたそうです。成体であるにもかかわらず甲羅の背中側が未完成であるとか、現在のカメにない歯をもつなどの特徴があり、「歯がある甲羅が半分のカメ」という意味の「オドントケリス・セミテスタケア」と命名されたとのこと。
ぜひ知っておきたい日本の水産養殖 人の手で育つ魚たち
養殖魚の価格と品質
作者:うおみ
更新日:2008年11月27日 15時10分
ウミウシと太陽エネルギーの関係とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はウミウシが主人公です。
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Nov. 25, 2008 ScienceDaily
ウミウシ "Elysia chlorotica" はエキサイティングな生物ではありませんが、植物のように太陽エネルギーで生存できる秘められた能力があることが分かったそうです。
Texas A&M University(テキサス A&M 大学) の生物学部教授
James Manhart 氏は、植物は太陽エネルギーで動く機械に例えられるといいます。その細胞内には plastid(色素体) と呼ばれる細胞小器官が含まれ、太陽光を得ると光合成を行いそれをエネルギーに変えるのです。一方動物の場合はエネルギー補給を植物や他の動物に頼っています。
しかしウミウシの場合少し事情が違うそうです。ウミウシの主なエサは特殊な藻で、彼らは藻を切り刻みその中の細胞質を吸い出してそのほとんどを消化しますがここに意外な展開がある、と教授は説明します。色素体はウミウシに移動し光合成を続け彼らに食料を提供するのです。
光合成を行うにはおよそ2、000から3、000の遺伝子が必要ですが、動物は重要な遺伝子の多くをもっていないと教授は説明します。教授達の研究ではウミウシの核ゲノムで光合成に必要な遺伝子のうちの一つが発見されており、それは他の動物では見られないものだったそうです。藻から色素体を得ることは重要ですが、ウミウシの細胞核には色素体が機能する上で必要な遺伝子が少なくとも一つかおそらくはそれ以上含まれている可能性があると教授は語ります。
ウミウシが藻を必要とするのは成熟して一生を送るためであり、生き残るために藻に頼っていると教授は言います。ウミウシが十分な色素体を得ると少なくとも9ヶ月間は太陽エネルギーで生きていくことができるそうです。
つまり赤ちゃんウミウシは光合成をサポートする遺伝子を持って生まれますが、色素体は自分で集めなければならないということがいえそうです。ウミウシと藻が絶えず変わる気候条件に立ち向かっていった場合、あるいはウミウシは生まれながらに色素体を持つ光合成動物に進化するかもしれないと教授は言います。しかしそれは遠い将来の話であり、今のところ次のステップはウミウシのゲノムを解読することだと語っています。
◆◇◆
ウミウシというのもつくづく不思議な生物ですね。この Elysia chlorotica は派手な緑色でゼラチン質っぽい葉っぱ型をしたウミウシでアメリカの大西洋岸に生息しているそうです。
ウミウシとは全く関係ないですが興味深いニュースを見つけました。森永乳業の発表によると脂肪、砂糖ゼロのヨーグルト「ビヒダスプレーンヨーグルト脂肪ゼロ」が発売されるそうです。一般的に脂肪を取り除くと塩味が強くなり口当たりが悪くなるそうですが、新商品ではこの問題点が解消され、従来のビヒダスに配合されている乳酸菌もしっかり配合されているとのこと。脂肪、砂糖不使用ということでメタボ対策として40台を中心にアピールしていくそうです。発売は12月1日から。

水棲無脊椎動物の最新学
ウミウシガイドブック 2
作者:うおみ
更新日:2008年11月26日 16時8分
難を逃れたクジラのその後は?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はハッピーなクジラの話です。
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November 23, 2008 washingtonpost.com
Tasmania(タスマニア) 州南部のビーチで先週の土曜日64頭の pilot whales(ゴンドウクジラ) の親子が座礁しているのが発見されました。そのうち52頭はすでに死亡し1頭は危険な状態だったとのこと。
何十人ものボランティアと州政府の野生生物局員が駆けつけクジラの救助に当たります。彼らの夜通しの努力もむなしく1頭は死亡しますが、他の11頭は巨大なスリングを使ってトラックにのせられ、タスマニアの北西のビーチから12キロ離れた場所の深い海にリリースされたのです。
このとき11頭のうち5頭に衛星追跡装置が装着されレスキューメンバーはその後のクジラの行動を追跡することができたのです。クジラ救助のときに追跡装置がつけられるのはオーストラリアでは初めてとのとこ。
月曜日の朝までにタグ付けされたクジラ達は大きな群れを見つけ一緒に東のほうに泳いでいるようだ、と野生生物局の David Pemberton 氏は語っています。「彼らは苦しい経験のあとで生き残ったばかりでなく再び仲間と出会って一緒に旅することができるのです。」今まではレスキューの仕事は希望と祈りを伴うものでしたが、今回は救助の成果を知ることができ、レスキューの努力はする価値があるということがあらためて分かったと彼はいいます。
座礁したクジラは救助したあとでも混乱して危険な浅瀬に入り込んでしまう場合があることが知られています。タスマニアではクジラ類の座礁はめったにありません。この場所は彼らの回遊の途中地点でクジラ達は通りすぎてしまうからです。座礁した原因はまだ分かっていないそうです。
◆◇◆
ゴンドウクジラは大きな群れを作ることで知られているそうです。そうすると座礁するときも大規模になるようですね。
クジラとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。ドイツではショッピングセンターや私的なパーティーなどで子供を楽しませるサンタクロース役が不足しており、職業紹介所で大々的に募集しているそうです。条件としては親しみやすさ、演技力があり犯罪歴がないことが求められるとのこと。時給は約7500円だそうです。
本場でもいろいろと大変なんですね。
牡蛎礼讃
世界で一番空気と水のきれいな島タスマニア
作者:うおみ
更新日:2008年11月25日 16時10分
ドクターフィッシュはすごかった・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(ドクターフィッシュの仕事ぶりを写した写真が載ってます。)
21 November 2008 BBC News
イギリスはケント州の Samantha Grayston さん38歳は長い間乾癬の症状に苦しんでいました。そして治療のためにトルコを訪れ、そこである魚と出会ったことによって美肌と自信を回復したとのこと。
彼女はトルコ東部の Kangal(カンガル) 近くのスパに3週間逗留します。スパでは1日に6時間お湯につかり「ドクターフィッシュ」を使った治療を受けました。この魚は乾癬によって剥がれ落ちた角質細胞をついばんで取り除き、ミネラルを含んだ水が肌に浸透しやすくする手助けをするのです。スパの水には肌の健康を保つセレニウムというミネラル分が豊富に含まれています。
乾癬は心的肉体的ストレスによって引き起こされると言われています。彼女はこの治療を受け自分の体がかつてなく輝いているようだと喜んでいます。「肌が滑らかになったわ。まだちょっと残っているけどもう真っ赤というよりピンク色になったでしょう。」
彼女は今では人目を気にせずに出歩けると付け加えます。そして婚約者も彼女が生まれて初めて日焼けをし、よく笑うようになったとその回復ぶりを喜んでいるとのこと。
Grayston さんによるとドクターフィッシュによる肌の治療の効果はおよそ18ヶ月続くとのこと。お値段は約35万円かかったそうです。
◆◇◆
ドクターフィッシュこと「ガラ・ルファ」はすでにペットショップで売っているそうですね。温度設定なども割りと適当でよくエサも一般的なものでOK。金魚より飼いやすい魚とのこと。ただし毎日手足の角質をエサ代わりに食べてもらって・・・なんて考えても栄養失調になってしまうだけだそうです。
ドクターフィッシュとは関係ありませんが興味深いニュースを見つけました。産業技術総合研究所認知行動科学研究グループの実験により、ニホンザルにゴーグルや濃いサングラスをかけた状態にすると後ろ足で立って手探りしながら歩くことが確認されたそうです。杉田陽一グループ長は、サルからヒトへの進化過程で暗い場所で立って手探りすることで移動範囲が拡大したのは確かで、二足歩行を定着させた要因の一つではないかと話しているそうです。
イスタンブル 歴史と現代の光と影
寛容なる都 コンスタンティノープルとイスタンブール
作者:うおみ
更新日:2008年11月24日 10時55分
ワニの得意技とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は漁に目覚めてしまったワニの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(技を披露するワニの写真が載ってます。)
November 22nd, 2008 Sunday Teritorian
Dave Gardiner 氏42歳と友人3人はオーストラリア北部準州の East Alligator River(イースト・アリゲーター・リバー) で釣りを楽しんでいる時にある奇妙な光景を目撃したそうです。
彼らは1匹のワニが川の土手のそばで前後に泳いでいるところを目撃しました。彼らは20年間このあたりで釣りをしてきましたがワニのそのような行動を見るのは初めてだったといいます。彼らは錨を下ろしワニを観察することにしました。
ワニがぐるりを向きを変え一方の足を伸ばしたときに初めて彼らはワニが何をしていたのかを知ることになります。ワニは魚を捕っていたのです。
そのワニは足を使って mullet(ボラ) を追い詰めるか脅かすかして口元に集めていたのです。Gardiner 氏は伸ばしたときのワニの足の長さに驚いたと語っています。
Crocodylus Park の動物学者でありオーナーでもある Grahame
Webb 氏は、その行動は奇妙ではあるが可能性はあると指摘します。彼はワニが尾と頭を使って水中で魚を捕獲するところを見たことがあるそうで、ワニは自分の身体の様々な部分を使って獲物を罠にかけると語っています。
Webb 氏は自分の公園の小さなワニで足を伸ばすとどうなるか試してみたところ、想像以上に長くなることを確認したとのこと。
◆◇◆
アリゲーターリバーにはその名の通りとにかくワニがたくさんいるそうです。夜になるとゴソゴソと動き出すので地元の人も出歩かないそうです。
得意技を持ったワニは意外と他にもいるのかもしれないですね。
ワニとは関係ありませんが興味深いニュースを見つけました。和歌山県串本町沿岸で珍しいハゼが発見されたそうです。ダイビングショップ経営の川西さんがコーヒー缶に逃げ込むオレンジ色の魚を見つけその画像を専門家に送ったところ、インドネシアなどで確認されている「イレズミハゼの仲間」で新種である可能性がでてきたそうです。今後標本を検討するなど確認作業が進むようです。
AUS留学体験記 アボリジニの大地にて
アボリジニで読むオーストラリア もうひとつの歴史と文化
作者:うおみ
更新日:2008年11月23日 12時3分
清水みなとのメガフロート
なんだか急に真冬になってしまって戸惑う今日この頃。
みなさま、無理な釣行は禁物ですよぉ~
と、いうことで本日は本館「魚見オンライン」の更新日です。3つの動画をお送りま~す。
最近続いている遠征ネタですが、今日も続きまーす。
先回の福井県に続いては、静岡県の登場。日本海側から太平洋側へジャンプっ!
撮影場所は『静岡港海釣り公園(メガフロート)』です。
実はこの場所、前々から行ってみたかったんです。
ここの常連さんが楽天ブログやってるんですが(最近釣りはご無沙汰かな?)、それを読んでたら無性に行きたくなっちゃいました。
というのも、メガフロートって要はでっかい浮きです。
同じように浮いている筏とか船だと波で揺れるんですが、メガフロートはでっかいのでちょっとやそっとじゃ揺れないそうです。揺れない方が撮影が数倍楽ちんなんです。
こりゃ行ってみるしかないでしょ♪
魚もみんなメガサイズだったら凄いなぁ~ワクワク。
海底に撒いた餌を食べにきました。


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見慣れたカワハギくんがやってきました。
メガといわずギガな魚が現れて欲しいところですが、そううまくはいきませんね。
それでも、初めての釣り場でいつもの魚が出てきたら少しホッとします。とりあえず、遊んでもらえそうですしね。
欲を言えば、見たことない魚も出てこないかなぁ…
クロサギとクロダイ。「クロいペア」ってところでしょうかね


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やっぱり初めて見る魚ってワクワクします。
撮影中は「へんなのが出た」とか言ってて、帰ってから図鑑を見るのがひとつの楽しみです。
クロサギ(もしかしたら別のサギかも)は餌を食べるとき、ヒイラギみたいに口が伸びます。最初見たときには「妙に細いヒイラギか?」と思いましたが、ヒイラギの口の伸び方とは微妙に違うような気がします。
ヒイラギとクロサギの餌の食べ方の違いって映像が撮れたら面白いかも。これから気をつけてクロサギとヒイラギを追いかけることにしましょう。
ちなみに野鳥にもクロサギってのがいるようです。文字通り黒い鷺ですな(魚には白いサギはいないと思う)。
うおみオンラインには野鳥ページもあるので、野鳥のクロサギ写真もラインナップに入れておけばネタとしていいかも。磯とかにいるそうなので、水中撮影機材と野鳥カメラを両方持っていくか?
う~む、ますます大荷物になりそうな予感…
さて、話はメガフロートに戻って。
メガフロートには渡船でしか行けないのですが、ちゃんとゴカイとかの餌も売ってるし、トイレも水道もあるし、分別式のゴミ箱もあるし、魚を捌くようなシンクまであります。
他の人のブログによると、夏はクーラーの効いた休憩室まであるそうな。
至れり尽くせりの釣り場だなぁ。
お気に入りにする人が多くても不思議じゃないかもね。
カメラの前を避けて泳いでいくハコフグ


★クリックしても動画再生出来ない方はこちらを参照★
※リアルプレーヤーをインストールするのはヤダって方は
こちらのウインドウズメディアプレイヤー形式をどうぞ。
本館では大画面フラッシュ形式で掲載(期間限定)。
よろしければ、この動画のオススメ度を投票してくださいませ
(オススメ←)5点 4点 3点 2点 1点(→イマイチ)
私のお気に入りのハコフグくんが泳いできました。
この愛嬌のある泳ぎ方が好きなんですよねぇ。大きくて丸い体に、あの小さいひれじゃ、ちょっとした潮に流されて行っちゃいそうな感じです。
できれば、もう少しカメラに愛嬌振りまいてくれると嬉しいのだが。
こんな感じで釣り場としても快適で、お気に入りのハコフグまでいたので、また行きたくなっちゃいました。
今度はじっくりとダンゴ釣りだな♪
今回掲載の動画をもう少し大きなサイズで見られます。本館の新着動画コーナーへいらっしゃいませ。期間限定ですからお早めに。

各地の釣り場で水中撮影する『魚見行脚』も順次動画アップ中
「たまには上見る?野鳥写真と月記」もいかが?フリー素材もあるよん。
作者:うおみ
更新日:2008年11月22日 17時47分
熱帯雨林を守る熱帯魚の話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
November 19, 2008 Boston Herald.com
ボストンの New England Aquarium(ニューイングランド水族館) の生物学者 Scott Dowd 氏はアマゾン川流域の生物について調査をしています。そして3匹のアナコンダと cardinal tetras(カージナルテトラ)の世話をしています。
この魚は鮮やかな赤や青い色でグッピーほどの大きさをしており、熱帯魚ファンの間では人気の魚です。自然の中では彼らの寿命は約1年ですが、飼育されたものは10年近く生存します。
この20年 Dowd 氏はブラジル北部のアマゾン川の支流である Rio Negro(ネグロ川) の調査を続けてきました。この川の水の色は黒っぽく水質は酸性に傾いています。この地域では1950年代から何百匹もの熱帯魚を世界中に輸出しており、人口の60パーセントの人々を経済的に支えてきたのです。
これまで政府は経済的な要因からこの流域の熱帯雨林の保護に熱心でした。そのもとでカージナルテトラが繁殖していたからです。しかし養殖テトラの人気が高まるにつれて様相が変わってきたのです。
家庭用アクアリウムの大手販売店は養殖されたテトラを仕入れるようになって来ました。というのも天然のテトラが酸性の水質を好むのに対して養殖された魚は中性のペーハーで生きることができるからです。つまりブラジルのフィッシャーマン達の得意先が減っているということです。
「一般の常識とは逆のことが起きています。生物学者は魚を森林から持ち出すのには反対なのではないかとお考えでしょうが、ここではその魚こそ森林伐採を減らす鍵となるものなのです。人々の他の選択肢はといえば木材伐採や牧場経営、金鉱採掘など環境破壊をもたらすものばかりです。」
地元の漁場も崩壊目前ですが、ある希望があると彼は言います。アマゾンのフィッシャーマンたちは認証を得ることで時流に乗ることができるのではないかと考えているのです。Fair Trade(フェアトレード) 認証のコーヒーや FSC(森林管理協議会) が認証した再生可能な材木のように、天然の魚も “Buy a Fish, Save a Tree” のブランドで販売できると彼はいいます。
ニューイングランド水族館の研究者は漁場を助けるために天然のカージナルテトラをペーハーが中性の水槽で飼育し、少しでも多く量販店で売れるようにする活動を続けているとのこと。
◆◇◆
ネグロ川の水が黒いのはタンニンなどの植物に由来するためで、水質が酸性のため魚種は少ないのだそうです。
一口に自然保護といってもそれぞれの地域によって事情をかかえ、その方法も異なるのだということを感じます。アマゾンの熱帯雨林は放牧地造成や大豆需要の高まりのため違法伐採が続いていると聞きますが、何とか人々の生活を守りつつ「地球の肺」とも称される森林保護を進める方法を見つけていかないと大変なことになるのではないかと思います。
色鮮やかな熱帯魚とは関係ありませんが有効活用に成功したニュースを見つけました。沖縄県伊江村ではソデイカのげそを利用したレトルト食品「イカ墨じゅーしぃ(炊き込みご飯)の素(もと)」の発売を開始したそうです。げそは商品価値がないと言われ今まで利用されておらず、伊江島では初めての本格的な海産加工の特産品とのこと。全国展開も目指しているそうです。
最新図鑑熱帯魚アトラス
世界湖沼ビジョン 湖と人、共存の道をひらく
作者:うおみ
更新日:2008年11月21日 14時48分
役に立つ深海生物の話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は緑色に光る生物の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(妖しく光る生物の写真が載ってます。)
Nov. 19, 2008 ScienceDaily
イソギンチャクやサンゴなど多くの海洋生物は様々な色に輝く蛍光タンパク質を作り出します。この物質はバイオメディカルの研究に画期的な変革をもたらしました。蛍光タンパク質を細胞に導入し、細胞や分子の活動を可視化できるようにするイメージングの研究が進んだのです。
数多くの有用な蛍光タンパク質は日の光があふれる熱帯のサンゴ礁で発見されていますが、深海に生息する生物もこの物質を作ることはあまり知られていません。
イギリスは Southampton(サウサンプトン) の National Oceano-
graphy Centre(英国海洋センター) の Jorg Wiedenmann 氏率いる国際研究チームは蛍光物質を持つ生物を探し出す装置を装着した潜水艦 US Johnson-Sea-Link II を使いメキシコ湾を調査しました。
彼らは明るいグリーンの蛍光を発するイソギンチャクに似た生物を発見します。この生物は新種の可能性があり新しいグリーンの蛍光タンパク質を確認できたそうです。
cerFP505 と名づけられた新しいタンパク質は500メートルから600メートルの間の真っ暗で水温の低い深海に住む生物から抽出されたにもかかわらず、タンパク質マーカーとして体温37度の哺乳類でも有効に働くことが分かったのです。
研究の結果この物質にブルーのライトや近紫外線をあてると光る状態となり、他の蛍光タンパク質よりも長い間その状態を保つことができ、オンとオフの切り替えが早いことが分かりました。こうした特性により超解像顕微鏡法の新しいタイプのマーカータンパク質として期待されているそうです。
この新蛍光タンパク質が深海の生物から発見されたことによって深海はイメージング技術にとって新しく望ましい特性を持つタンパク質の宝庫である可能性を示していると科学者は語っているとのこと。
◆◇◆
蛍光タンパク質というと下村脩博士が先日ノーベル化学賞を受賞されたニュースが記憶に新しいところですね。博士がこの物質を取り出したことで一躍脚光を浴びることになったのがオワンクラゲでした。山形県の鶴岡市立加茂水族館では11月1日よりこのクラゲの発光実験に取り組みその様子を展示しているそうです。
イソギンチャクとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。和歌山県白浜町の日置川河口で南方系の魚が釣り上げられたそうです。その魚は体長14.4センチの「ハナフエフキ」という種類で、紀南でよく見られる「ハマフエフキ」とは違い、亜熱帯、熱帯域に生息する種類とのこと。釣り上げた京都大学瀬戸臨海実験所の元教員によると、最近南方系の魚がよく見られるようになったが温暖化の影響だろうと話しているそうです。
バイオイメージングがわかる 細胞内分子を観察する多様な技術とその原理
生物と無生物のあいだ
作者:うおみ
更新日:2008年11月20日 16時43分
グレートホワイトの謎を解明せよ・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
18 November 2008 stuff.co.nz
ニュージーランドの Stewart Island(スチュワートアイランド) 沖と
Chathams(チャタム島) 沖で great white(ホオジロザメ) 数頭にタグが付けられその行動の追跡調査が行われています。タグの情報によりサメのいろいろな行動が明らかになっているようです。
チャタム島沖でタグ付けされた6頭のホオジロザメの内3頭がこの冬3000キロ離れたTonga(トンガ)にいることが確認され科学者を驚かせたとのこと。
National Institute of Water and Atmospheric Research(国立水圏大気圏研究所) の Malcolm Francis 博士は、科学者の間ではホオジロザメは寒冷地域沿岸の浅い海に生息しアザラシを食べているとされてきたため熱帯海域に向けて回遊することは考えたこともなかったと語ります。
「彼らは熱帯に向かいました。そこで何をしているのかははっきりとは分かりませんが humpback whales(ザトウクジラ) に興味を持っているのではないかと考えています。」と Francis 博士は語ります。タグが指すこの海域ではザトウクジラが子育てをする様子が観察されているのです。ホオジロザメが親クジラや子クジラの死体を食べることも確認されています。
調査機関では冬にかけてアザラシの数が減少しホオジロザメはクジラを追ってきたのではないかと考えているとのこと。
またスチュワートアイランド沖でタグ付けされたサメの内2頭は今年クイーンズランドのバリアリーフまでの4000キロを泳いだことも分かりました。驚いたことに2頭は真っすぐ直線距離を移動したとのこと。
サメたちはまるで目的地を知っているかのように時速4、5キロであるいは1日に120キロひたすら泳ぐだけだったと博士はいいます。
そのうち70パーセントほどは海面付近を泳いでいましたが、1頭のサメが潜水をしたことも確認されました。そのダイブは1000メートルの世界記録ものだったそうです。Francis 博士は、これは恐らくジャイアント・スクイッドか発光性の魚を追って潜ったのではないかと考えています。深海は暗闇の世界でありホオジロザメは魚の光に導かれて潜っていった可能性があるのです。
◆◇◆
ジョーズのイメージからかホオジロザメは人でも何でも襲い掛かる恐ろしいイメージがありますが、実際にはシャチやイルカに襲われ命を落とすことがあるのだそうです。またこのサメは普段はゆったりと泳ぎますが瞬間的にはかなり速いスピードを出せるとのこと。最高遊泳速度は時速25~35キロ程だとされているそうです。(ウィキペディア「ホホジロザメ」より)
サメとは関係ありませんがおいしそうなニュースを見つけました。秋田市の斉藤昭一商店では8月から「小さなきりたんぽ」をテスト販売しており人気商品になっているそうです。普通のきりたんぽは長さ17センチ、直径3センチほどなのにたいしてこの商品は長さ9センチ、直径2センチとのこと。女性や通常サイズだと大き過ぎるという客に喜ばれているそうです。
きりたんぽ入りの熱々お鍋なんて冬には最高ですよね。
BBC ワイルドライフ・スペシャル II ホホジロザメ

ディスカバリーチャンネル エア・ジョーズ ‐ホオジロザメ飛空地帯‐
作者:うおみ
更新日:2008年11月19日 17時58分
シャチがご馳走を見つけ出す方法とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はシャチの能力に関する話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
November 17, 2008 The Vancouver Sun
アメリカとカナダの合同チームの研究結果によるとブリティシュコロンビアやワシントン州沖に生息する killer whales(シャチ) は自分達のディナーとなる魚が発する音を正確に聞き分けていることがわかったそうです。
シャチは脂肪の多い魚を好みます。つまり Coho salmon(シルバーサーモン) や Sockeye salmon(レッドサーモン) の中から Chinook
salmon(キングサーモン) を選ぶことができるのです。科学者達はシャチが100メートル先のジューシーなキングサーモンを見分けることを発見しました。
Pacific Biological Station 水産海洋研究所の海洋哺乳類科学者である John Ford 氏は、シャチが獲物を見つけるのに精巧なエコロケーションシステムを使うが、レッドサーモンの中からどうやってキングサーモンを見つけるのかは長い間謎だったと語っています。
シャチはより大きなキングサーモンを好みますが2、3歳のキングサーモンも食べます。これくらいの歳のものはレッドサーモンと同じ大きさとのこと。つまり彼らは選んでキングサーモンを食べているのです。
University of Washington School of Aquatic and Fisheries Science(ワシントン大学水産学部) の海洋生態学者 John Horne 氏は秘密は浮き袋にあると言います。研究チームは野生のシャチのエコロケーションクリックのコピーを使い3種類のサーモンに音波が当たってはね返る反響を測定する実験を行いました。その結果それぞれのサーモンは浮き袋の大きさと形に基づく固有の反響パターンを持っていることが分かったのです。
魚が発する音のエネルギーの少なくとも90パーセントに浮き袋が関連していると Horne 氏は語っています。また研究チームは同様のテストを飼育下にあるシャチでも行う予定であるとのこと。
科学者の間ではシャチがクリック音を使ってターゲットとなる魚を探し出すことは分かっていますが、シャチがその情報をどう処理していくのかについてはほとんど分かっていないと彼はいいます。「データをどう処理するのか分かるような協力的なシャチが見つかるといいのですが。」
◆◇◆
この海域のシャチはサーモンがお好みのようですが、同じ北太平洋でも魚よりも海洋哺乳類を好むシャチもいるそうです。このように常食が限定的になるのも文化があるからではないかと John Ford 氏は言います。シャチは生まれたときはまっさらな状態で母親や親類からエサのとり方など教わりながら大きくなるとのこと。
シャチとは関係ありませんが興味深いニュースを見つけました。福井県の越前水族館で白一色のズワイガニの展示が始まったそうです。このカニは14日京都府よりの若狭湾沖で操業した底引き網に普通のズワイガニに混ざって入っていたとのこと。重さ約1キロ、年齢は10歳ぐらい。水族館の方は白いカニは目立つので早い時期に天敵に食べられてしまうが、これだけの大きさに成長するとは、と驚いていたそうです。
ぼくの還る川 こぎおろしエッセイ
世界の保存食 考えよう!「もったいない」・食料・環境 3
作者:うおみ
更新日:2008年11月18日 15時20分
ジンベイザメの秘密を明かすお宝とは・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。
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November 16, 2008 METRO.co.uk
ジンベイザメは広い海を泳ぎまわる謎に満ちた生物です。そのフンを見つけたとき科学者がどれだけ興奮するかは想像に難くないでしょう。その瞬間は 'scientific gold' だと Mark Meekan 博士はいいます。というのもフンはジンベイザメの食性を明らかにする大きな手がかりとなるからです。
ジンベイザメがフンをするところを撮影できたのは今回が初めてとのこと。その様子は Meekan 博士が1年をかけてこの生物を追跡する Natural World フィルムの一部で紹介されるそうです。
博士は6頭のオスのジンベイザメの後をついてまわりタグを取り付けることに成功しました。そして DNA 鑑定とタグの情報によりこの魚たちがインド洋の Christmas Island(クリスマス島) 近海を訪れエサを食べることが分かったそうです。
またタグの情報によりジンベイザメは一月に何百キロも回遊することや尾を揺らす動作をすることなども分かりました。
ある場所では博士はグーグルアースを使わなければなりませんでした。というのもタグが West Timor(西ティモール) の漁師の網に引っかかり外されていたのです。「私達は GPS トラッカーをなんとしても取り戻さなければなりませんでした。そこにはジンベイザメの居場所に関する貴重な情報が詰まっていたからです。」
GPS の信号とグーグルアースを使うことで調査チームに詳細な指示を出すことが可能だったと彼は語ります。タグを返してもらいに学生がいきなり現れた時にはその漁師は驚いていたとのこと。
◆◇◆
ジンベイザメはあんなに体が大きくてもまだまだ未知の部分が多いんですね。
ところでクリスマス島では red crab(アカガニ) の大移動があることで有名です。雨季に入ると何百万ものカニたちが繁殖のために森から海を目指しすごい光景になるそうです。
ジンベイザメとは関係ありませんがこんなニュースを見つけました。東北地方では白鳥などへの餌付け禁止の動きが広がっているそうです。4月に白鳥への感染が発覚した秋田県をはじめ、福島県の阿武隈川沿いの公園では立ち入り制限、山形県の最上川では餌付けと立ち入り禁止などの措置を決めたとのこと。餌付けを中止するのはウイルスに感染した野鳥のフンや羽が靴底について運ばれるのを防ぐための対策と考えられるそうです。日本野鳥の会や京都産業大鳥インフルエンザ研究センターではこの動きを評価していますが長年餌付けを行ってきた市民団体などの間には戸惑いが広がっているとのこと。
今まで行ってきたものをいきなり止めてしまうというのも鳥たちにとっては迷惑なことではないかとちらと思ってしまいました。まず周囲のエサ具合など確認して徐々に減らすなどしないと飢える鳥も出てくるのではないかと心配になります。どちらにしろペット感覚でエサを与える関係というのはお互いによくはないと思うので野鳥の会の方が言うように関係を見直すいい機会なのかなとも思う次第です。
Google Earthでみる地球の歴史

今すぐ使えるかんたんmini グーグルGoogle検索&便利技
作者:うおみ
更新日:2008年11月17日 15時6分
未知のサメの生態を解明せよ・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はまたあのサメが登場です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら(サメのアップの写真が載ってます。)
15 November 2008 stuff.co.nz
ニュージーランドの水族館 Touch the Sea aquarium の Richard
de Hamel 氏は地元の人から巨大なサメが波間に浮いているという連絡を受けます。
そのサメは体長およそ3.6メートル、体重およそ半トンはあろうかという
mako shark(アオザメ) でした。彼はこの種類のサメにしては行動がおかしいと考えます。何しろ世界で最も早く泳ぐサメであり、その速度は時速80キロに達すると考えられているのです。
このサメは先に砂州にはまり込み Mapua(マプア) の対岸の浜辺に座礁していたのでした。地元の人たちがサメを押しやり海に戻そうと試みますが、再びビーチに戻ってきたため彼らはロープを尾に結びつけモーターボートを使って湾の Mapua 側に引いてきたものだったのです。その時点でサメはまだ生きていました。
やがてサメの死が確認されると水から引き上げられ、人々は体重を量ります。460キロありました。
de Hamel 氏はニュージーランドのサメ専門家 Clinton Duffy 氏に連絡を取ります。というのもこのサメはメスでアオザメの生殖プロセスについてはほとんど解明されていないのが現状だからです。
このサメの背中にメイティングの痕が残っており、また繁殖シーズンであることもあり子供がいる可能性があると de Hamel 氏は指摘します。サメは大型冷凍庫に保管されていますが部分的に解剖され、生殖システムについては Duffy 氏に送られ調査が進められることになっているとのこと。
ともあれこの発見は科学にとって大当たりであるうえ、1匹のタコと2匹の
remora(コバンザメ) のおまけもついてきたそうです。de Hamel 氏はコバンザメについては水族館の水槽に移しましたが、タコについては気づかなかったそうです。
同じ日遅く彼が戻ったときに幸運な1匹のタコと1匹のコバンザメを水槽に確認したそうです。これらは Te Papa(ニュージーランド国立博物館) に移されることが決まったとのこと。
◆◇◆
昨日に引き続きアオザメの話でした。人との接点が少ないせいか謎を解明するチャンスとばかり科学者ははりきっているようです。
Touch the Sea aquarium はマプア湾沿いにあるコンパクトな水族館で、魚をガラス越しに見るだけでなく実際に触ることができる施設もあるそうです。隣接するおみやげ物屋はリーズナブルな海や魚のグッズが充実しているとのこと。
アオザメとは関係ありませんが面白そうなニュースを見つけました。和歌山南漁協すさみ支所ではスルメイカのはがき「するめーる」の年賀版の販売を開始したそうです。これは6、7月に水揚げされた小ぶりのスルメイカを干して真空パックし、ハガキに仕立てたものだそうでイラストが書かれた年賀版シールを貼って宛名やメッセージを書き込むのだとか。価格は1枚230円。90円切手は別売りでそのままポストに投函も可能。漁協すさみ支所やすさみ郵便局などで販売しているそうです。興味ある方使ってみては如何でしょう。
これってもしかして食べられるのかな?
ニュージーランドちわわん生活
ニュージーランドエコ紀行
作者:うおみ
更新日:2008年11月16日 15時5分
サメピザにかける男達の話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はピザ屋に情熱をかけた男達の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
DESTIN November 14, 2008 nwfdailynews.com
フロリダ州は Destin(デスティン) の David Hooten と Tom Shelton の2人は、観光シーズンが終わり Snow birds(避寒の為に北部やカナダから来る人たち)がやってくる前のこの時期地元の人たち向けにファミリー・フレンドリーなピッツェリアをプレオープンしました。
経済状況を見るとビジネスを始めるタイミングとしてはあまりよくないですが、彼らの Landshark's Pizza はタフなのです。
どれだけ経済的に不安があっても人間は価値あるものを求めて店にも行くしピザを食べることもやめないものだと Hooten は言います。
Landshark's Pizza はその名前のために有名です。「僕らが力を入れているのは mako shark(アオザメ)ピザです。地元で直接買い付けたほんもののアオザメで作っているんです。」
サメピザは一口大のアオザメをフライにして alfredo sauce(アルフレドソース)とたまねぎ、マッシュルームと一緒にパイに詰めたものです。
Landshark's Pizza は清潔で居心地のよい片隅に引っ込み42インチのプラズマテレビでフットボールやベースボールを観戦するのに申し分ない店構えです。Hooten と Shelton の2人は自分達のオリジナルで地元の人々の隠れ家的店を運営し楽しいメニューを提供していることに誇りを持っています。また彼らは Emerald Coast(エメラルドコースト) のあちこちに店をオープンしたいと考えているとのこと。
◆◇◆
フロリダにあるのかは分かりませんが、アリゲーターピザなるシロモノを作るピザ職人もいるそうです。
アオザメ(マコシャーク)は平均体長1.8~2.5メートルのいかにもサメ!という形をしたサメです。外洋に生息するためか人間が襲われたという記録はあまり報告されていないそうです。サメ肉というと何となく臭いのかなというイメージですがこのサメは美味なんだとか。サメピザも結構おいしそうですね。
サメとは関係ありませんが参考にしたいニュースを見つけました。これからの季節が怖いインフルエンザ予防に緑茶がいいそうです。茶葉に含まれるカテキンには抗ウイルス作用がありお茶でうがいをすれば十分にのどの消毒になるとのこと。大妻女子大の教授によるとまず1煎目は美味しくいただき、2煎目の茶葉に熱湯を注いで5~10分置き冷ましてペットボトルなどに入れてうがい用に使うといいそうです。他にも化粧水にしたりお風呂に入れたりおかずの1品にしたりとお茶の効用はたくさんあるようです。
どちらかというとコーヒー党の管理人ですが緑茶も飲まなきゃと思った次第です。
焼きたてのパン作り あなたのおうちで、ほっかほかパンのでき上がり

食品の研究 アメリカのスーパーマーケット
作者:うおみ
更新日:2008年11月15日 15時19分
スネイルに利き腕はあるのか?・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日は巻貝の話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
Nov. 13, 2008 ScienceDaily
Pond snail(Lymnaea stagnalis、ヨーロッパモノアラガイ) は様々な行動をする場合人間と同様脳の左サイド、右サイドを使うよう遺伝子的にプログラムされていることが分かったそうです。
この発見をまとめたのは University of Nottingham(ノッティンガム大学) 生物学部の学生 Hayley Frend 女史です。かつては人間だけが脳の左右を使い分けていたと単純に考えられていましたが、その後の研究で魚などの脊椎動物でも脳を同様に使うことが分かってきました。そして最新の研究ではそうした脳の使い方は脊椎動物に限ったことではないことも判明してきたのです。
Hayley 女史は一夏を遺伝学の研究所ですごし、ヨーロッパモノアラガイにも左右どちらかが優位となる行動をとらせる脳があるという説を固めていきます。彼女の研究を指導した Angus Davison 博士はヨーロッパモノアラガイのメイティング行動時の左右を区別する傾向は、母親の遺伝子によってプログラムされた脳の非対称性によって決まるという研究結果を示しています。
ヨーロッパモノアラガイの貝はほとんどが dextral(右巻き) ですが、時に sinistral(左巻き) のものがいます。右巻きの貝は左回りに回り、左巻きの貝は右巻きに回るので、2匹の左右対称の貝が回るととそれぞれ違う方向へいってしまう結果になり交尾できなくなるのです。
Angus Davison 博士は、モノアラガイの研究によって脳の働きへの理解が深まっていくのに驚きを禁じえないといいます。自分の研究室だけでなく多くの研究によって、人間や魚、脊椎動物にかかわらず異なった機能に特化した別々の脳を持つという新たな結果が示されてきていると彼は語っています。
Hayley 女史は自分の研究が雑誌に発表されるのでワクワクしていると語っているとのこと。
◆◇◆
ヨーロッパモノアラガイは淡水性の巻貝です。日本でタニシと呼ばれ田んぼでよく見かけるのはヒメモノアラガイとかサカマキガイというものだそうです。ヒメモノアラガイは右巻き、サカマキガイは左巻きということで見分けるようですが、ソトモノアラガイとかその近縁種のヨーロッパモノアラガイは右巻き、左巻きの両方の貝がいるとのこと。これらの貝は貝殻だけでなく体の左右がすべて逆になるのだそうです。
巻貝とは関係ありませんがおいしそうなニュースを見つけました。大分県佐伯市の中嶋水産は今まで業者に処分してもらっていたブリのアラから抽出したエキスを利用してしょうゆとポン酢を開発したそうです。うまみが濃縮されているしょうゆはだししょうゆの感覚で刺身や鍋にも合い、ポン酢はしゃぶしゃぶやてんぷらにもいけるとのこと。どちらも200ミリリットル入り500円だそうです。
「ブリから作ったしょうゆで、ブリを食べよう」というコンセプトがなんともユニークですね。
日本産淡水貝類図鑑 2
シュリンプ&スネイル 淡水のエビと巻貝の仲間
作者:うおみ
更新日:2008年11月14日 16時15分
イルカはなぜ海に帰らないのか・・・という話
こんなニュース見つけちゃいました。お魚ニュースといいつつ本日はちょっと心配なイルカの話です。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
SEA BRIGHT, N.J. November 11, 2008 newsday.com
National Oceanic and Atmospheric Administration(米国海洋大気圏局) の広報担当 Teri Frady 女史によると連邦機関の科学者は
10月30日ニュージャージー州 Sea Bright と Highlands の間にある
Route 36 bridge の近くの海と Shrewsbury River(シュルーズベリー川) の2ヶ所に水中マイクロホンを設置したとのこと。目的は2つの
bottlenose dolphins(バンドウイルカ) の群れ(計12頭)が聞いている音を調べて彼らが海に向かおうとする行動を阻害する可能性のある音を録音するためです。先週第1回目の水中録音が終了し今週にも分析作業が始まるそうです。
というのも現在進行中のルート36ブリッジの建設工事がイルカたちをおびえさせたり海に帰ることを思いとどまらせている可能性があるのかが大きな問題となっているためです。
今年の夏イルカたちは橋の下をくぐりシュルーズベリー川と Navesink
rivers(ナヴェシンク川) に向かいました。そしてそろそろ Sandy Hook Bay(サンディー・フック湾) に戻らなくてはならない時期なのです。
動物愛護団体は数ヶ月間イルカたちを海に帰すことを求めてきました。というのもイルカたちがうまく帰れずにいるうちに寒くなり川で死んでしまう例が何件かあったからです。彼らは手をこまねいているうちに1993年シュルーズベリー川で起こった4頭のイルカの事故が再現されることを心配しています。川に氷が張りイルカたちは溺れ死んでしまったのです。
火曜日6頭のイルカがシュルーズベリー川の Sea Bright と Rumson の間に姿を現しました。この場所は今年イルカたちがやって来て以来一番長い時間を過ごしていた場所です。そして数頭のイルカが水上にジャンプして横になった状態で水に落ちたり、尾で水をたたく動作を見せていました。
Marine Mammal Stranding Center の共同代表 Bob
Schoelkopf 氏はジャンプは遊びであったり、摂食行動に関係していたり、寄生虫を落とそうとする行動ですが、尾をたたく行為は気になるといいます。「イルカたちは満足していないときに尾をたたきます。何かにいらだっているサインなのです。」
しかし連邦機関はイルカたちを移動させるのは非常にリスクが高いという決定を下しました。そして状況を見守り続け、イルカが座礁したり病気のサインを見せるなど緊急のときにだけ行動をおこすことにしたのです。
川の水温は10月末に比べて6度下がっています。連邦機関では水温が下がればイルカのエサとなる魚も川を離れ、それにともなってイルカも海に帰るだろうと予測しています。
◆◇◆
NOAAの調査によると今のところ12頭のイルカ達にはストレスや病気、エサの問題は発生していないようです。回遊性のバンドウイルカは環境の状況によって自分達の居場所を変えることもあるそうで、エサが豊富にあれば冷たい北の海で冬を過ごすことも可能なのだそうです。海に戻そうとむやみに追い回したり捕獲しようとすれば人間にとってもイルカにとっても危険なだけとのこと。野生動物の保護というのも難しそうです。
バンドウイルカとは関係ありませんがちょっと寂しいニュースを見つけました。ガラパゴス・ナショナル・パークの「ロンサム・ジョージ」はピンタゾウガメの最後の1頭といわれる推定年齢90歳のオスのカメですが、先に別の種類のゾウガメのメスとつがいになり卵が産み落とされました。ところが保護活動家の期待もむなしく卵の80パーセントは無精卵だったことが判明。子孫誕生への期待は残念な結果に終わりましたが、研究者らはジョージの繁殖能力にまだ希望を捨ててはいないそうです。とりあえず孵卵器に入った残りの20パーセントにかけているとのこと。
大規模「国家プロジェクト」の構想と現実 「東京湾アクアライン」・「つくばエクスプレス」・「本州四国連絡橋」
ゴールデンゲート物語 夢に橋を懸けたアメリカ人
作者:うおみ
更新日:2008年11月13日 16時33分