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トップ > 犬 眼瞼内反症 > 犬 眼瞼内反症 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月2日 8時)
最新の胃癌手術-内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
以下は、最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で扱われていた内容です。
今年9月、胃ガンを宣告されたK・Yさん(73)。再検査で測定した結果、癌は直径2㎝程度の隆起型と判明。幸い早期のものだったため、最新の内視鏡手術を勧められました。そして2008年10月下旬、日本有数の癌専門病院「癌研有明病院」で手術を受けることになりました。
K・Yさんの受けた手術は、内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)と呼ばれるものです。ESDとは、5層ある胃壁の上から2番目「粘膜下層」にヒアルロン酸を注入。患部を盛り上げて癌細胞を削ぎ取る、内視鏡を使った手術法です。
そもそも、早期胃癌に対する内視鏡的治療として内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection:EMR)が普及していますが、EMRの場合はその適応は2001年に日本胃癌学会によって発表された基準(胃癌治療ガイドライン)すなわち
①分化型腺癌
②粘膜内癌
③2cm以内
④潰瘍所見がない
に則って行われています。そのため、本例のようなケース(直径2㎝程度)ではEMRの適応外となってしまうわけです。
ですが、2cmを超える大きな病変に対しても一括切除が可能であるEMRの変法が開発されました。それこそが、内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection:ESD)です。適応はひろがりましたが、ESDはEMRに比べる
①治療時間が長い。
②偶発症(出血、穿孔)が起こりやすい。
③手技の習得が難しい。
などの欠点もあります。ですが、2006年度から保険適応がなされるようになり、費用の面での問題がクリアされ、施行施設もみられるようになっています。
ESDの利点としては、何と言っても患者さんの負担が小さいことでしょう。通常の胃癌切除手術の場合、開腹し胃の半分以上を摘出するため、最低でも2週間の入院が必要です。しかしESDなら患者の負担は大幅に軽減されます(開腹の必要がなくなる)。その結果、3泊4日という短期間で退院できるようになります。
ESDの手順は、以下のような流れになっています。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年12月2日 22時52分
本当は怖い検査嫌い-胃癌
以下は、最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で扱われていた内容です。
中堅メーカーの営業課長、M・Yさん(44)。大の検査嫌いで、まだ40代の自分は大丈夫だろうと1度も健康診断を受けていませんでした。しかし、実はこの時すでに彼の体内ではある恐ろしい病が発症し、タイムリミットがあと9年後に迫っていました。
病の発症から8年後、食後にみぞおち辺りに鈍く痛みを感じるようになったM・Yさん。しかし、痛みは軽く、しばらくすると消えたため、彼は病からの警告を完全に無視してしまいました。症状としては、具体的には以下のようなものがありした。
1)食後にみぞおち辺りが鈍く痛む検査の結果、医師から告げられた疾患名は、「胃癌」でした。
食事をした後、心窩部(みぞおちの胃の辺り)にシクシクとした痛がみられるようになりました。食後にこの痛みがみられるようになり、数ヶ月が経過しました。再三、「病院で胃カメラ(上部消化管内視鏡)の検査をしてもらったら?」と勧められましたが、「大変な思いをしたくない」と拒否してしまいました。
2)みぞおちの痛みが消える
心窩部の鈍痛が続いて3ヶ月後に、今度は痛みが消えました。そのため、胃潰瘍かなにかが治ったのだろう、と軽視して病院にも行かずじまいでした。
3)胃が張っているような膨満感
さらにしばらくして、今度は胃が張っているような膨満感に悩まされるようになりました。以前の胃の痛みがあったこともあり、奥さんが検診をさらに強く勧めました。それでようやくM・Yさんは病院に行って上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けることにしました。
胃癌により、年間約5万人が死亡しているといわれています。 死亡数は、最近では肺癌に次いで2位になっておりますが、依然として胃癌は癌全体の約20%を占めています(減少の原因としては、食生活の欧米化などによる環境の変化や集団検診などにより根治可能な胃癌が多数発見されるようになったことが挙げられています)。しかしながら、日本における胃癌の死亡率は依然世界の第1位にあります。早期発見・早期治療が求められます。
胃癌は、自覚症状による胃癌の早期発見は難しいです。ほとんどの場合、早期癌の段階では無症状であり、癌が進行してからでないとはっきりとした自覚症状が出てこないことが多いからと言われています。そのため、放置されてしまったり、逆に内視鏡検査などで早期発見されるケースもあります。
胃癌は比較的進行が遅い疾患です。発症からおよそ9年間は、早期の状態で留まっています。ほとんど自覚症状がないのですが、この9年の内に適切な治療を受ければ、5年生存率は97%、ほとんどの人が完治できると考えられます。M・Yさんも、44歳の時すでに胃癌を発症し、最初は全く無症状でしたが、この時内視鏡検査を受けていれば、早期発見の可能性もありました。
ですが、検査嫌いが癌の進行を許してしまいました。残された時間は、あと1年。ここで幸いにもM・Yさんは、数少ない胃癌の症状に襲われます。食後に生じた、心窩部(みぞおち辺り)の鈍い痛みです。これは、胃癌が作った潰瘍が原因。癌細胞は脆いため、一部が崩れると、そこが潰瘍になることが多いのです。食後にだけ起きた鈍い痛みは、食べ物が入ってきた時に胃散が一気に分泌され、それが潰瘍を刺激したものでした。
このように症状としては、腹痛や腹部~胸部の不快感、吐き気や嘔吐を伴ったり、食欲減退、食事後の胃部膨満感や急激な体重減少などが起こってきます。症状を有した例では腹痛が最も多いようです。他にも、下血や黒色便(血液中のヘモグロビンが胃酸によって酸化されて黒くなる)がみられることもあります(これらの症状は消化性潰瘍と同様で、症状だけでは両者の鑑別は困難)。
局所症状として潰瘍を伴っていれば、心窩部痛や吐血・下血を生じることもあり、噴門や幽門に通過障害が生じれば、嚥下困難、嘔吐、上腹部膨満感などが生じてきます。
また、胃癌の潰瘍のもう一つの特徴として、2~3ヶ月すると痛みが治まってしまうことがあげられます。実は潰瘍ができたところに、再び癌細胞が増殖し、潰瘍を埋め尽くすことで、痛みが治まります。
このように胃癌の潰瘍は、出来ては治ることを繰り返していきます。ついに9年という期限を踏み越えた癌は、胃壁の深い層にまで侵入してしまいました。こうして発症から10年、ようやく検査を受けて発見されたガンは、すでに中期の段階に達していました。その結果、M・Yさんは胃の4分の3を摘出する大手術が必要となり、しかも術後の5年生存率は、75%という厳しい現実が待っていました。
本例ではありませんでしたが、さらに転移をする可能性もあります。胃癌の転移には、血行性転移、リンパ行性転移、腹膜播種があります。胃壁内での深達度が進むほど転移率は高くなり、血行性転移では肝や肺、さらに骨、脳、皮膚、腎などへ転移します。リンパ行性転移は所属リンパ節から始まり、遠隔リンパ節へ転移をきたしていきます。腹膜播種は、漿膜を越えて胃壁を浸潤した癌細胞が、腹膜に播種して癌性腹膜炎を起こして腹水を生じます。
肝転移すると肝腫大、黄疸などが起こってきます。腹膜に転移すると腹水、後腹膜に転移すると強い背部痛を認めます。その他、左鎖骨上窩リンパ節転移(Virchow転移)、Douglas窩への転移(Schnitzler転移)、卵巣転移(Krukenberg腫瘍)などがあります。
高度な進行胃癌となると、体重減少、食思不振、貧血、腹部腫瘤触知、嚥下困難などの所見を認めることがあります。
検査としては、内視鏡検査、X線検査が診断に重要です。内視鏡検査は多くの施設でスクリーニング検査として行われています。X線検査は、その後に病変の拡がりを客観的に捉えるための精密検査として行われていることが多いようです。
内視鏡検査では、進行胃癌の内視鏡診断は比較的容易で、早期胃癌では隆起型、平坦型では色調の変化、粘膜表面の不整凸凹などがみられます。最も多い陥凹型では、色調の変化、粘膜ひだの不整集中が認められます。凹凸をより明確にするために,インジゴカルミンなどの色素散布法が行われることもあります。
確定診断には内視鏡下における胃生検組織診が必要となります。胃生検診断は胃生検組織診断分類(Group分類)に基づいて5群に分類されます。胃生検の正診率は一般に早期癌で高く、進行癌でやや低いといわれています(進行癌の表面に壊死物質がみられ、病理学的診断に耐える組織標本が採取されないことがあるため)。生検結果が癌陰性であっても、内視鏡検査で癌が疑われる場合には繰り返し生検を行う必要があります。
X線検査(バリウムを飲んで撮るレントゲン検査)では、隆起型病変(0I型、0IIa型、1型など)では陰影欠損像や透亮像を示します。病変により造影剤が押しのけられて抜けたところを側面像としてとらえられたのが陰影欠損像であり、正面からとらえたものが透亮像です。
病変が大きいときには充盈像でもとらえられますが、小さくなるに従い圧迫法が描出に有用となります。表面が凹凸不整なために大小のバリウム斑を伴います。また隆起の立ち上がり部分には不規則な凹凸がみられます。早期のものでは表面の凹凸が顆粒状・結節状を呈します。進行するにつれて腫瘤表面に付着した白苔や出血によりバリウムののりが不良になります。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年12月2日 22時21分
摂食障害の治療を行いフィギュアスケートに復帰-鈴木明子さん
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は第2日の29日、東京・代々木第1体育館で女子のフリーがあり、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(愛知・中京大中京高)が計191.13点で2年ぶり2回目の優勝を果たした。
23歳でGPシリーズ初出場の鈴木明子が2位と大健闘。「ビックリしている。信じられない」と繰り返した。二つの連続ジャンプをミスし、中盤の3回転ルッツでも着氷が乱れたが「攻めていこうと決めていたので、切り替えられた」。その後はキレのいいステップと、思い切りのいいジャンプで波に乗り、「お客さんの手拍子のリズムが速いな」と感じる余裕さえあったという。
東北福祉大在籍時の5シーズン前に、鈴木は摂食障害で体重が15Kgも減り、フィギュアから一度離れた。それでも、スケートを目標に立ち直った。そんな鈴木の活躍を、同じ愛知県出身の浅田真と中野も「いい刺激になります」と祝福した。
([フィギュア]浅田2年ぶり優勝 ファイナル進出 NHK杯)
摂食障害は拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患です。思春期の女性に多いといわれています(ですが、近年では若年例、高年例、男性例が増加しています)。神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食症)の2つの病態に大きく分けられます。
神経性無食欲症(拒食症)の方は、無食欲、やせ、無月経を呈し、活動性は亢進し、どんなにやせていても自分がやせているとは思わず(ボディ・イメージの歪みがある)、治療に対して拒否的である状態です。平たく言ってしまえば、「太ってしまうという恐怖があり(実際は痩せている)、栄養を摂るのに必要な食事を拒否してしまっている状態」と言えるでしょう。
このように、やせ願望のために食事を極端に自己制限し、体重減少が著しくなります。無月経などの身体合併症を伴い、危険な状態に至っても肥満恐怖が強く、少量の食事で太るという認知の歪みを認めます。極端な食事制限のみのタイプと、食事制限に加えて、自己誘発嘔吐や下剤、利尿薬乱用を伴うタイプがあります。
神経性大食症(いわゆる過食症)の方は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、抑えがたい衝動によってむちゃ食いしてしまいます。また過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられます。
ちなみに、極端な過食をしながら、自己誘発嘔吐や下剤,利尿薬乱用などの排出行為を伴うタイプと、運動によって体重増加を防ぐのみで排出行為のないタイプがあります。神経性大食症は肥満恐怖がありますが、極度の体重減少はない点が神経性無食欲症とは異なります。
両者は正反対の病態のようにもみえますが、拒食症が過食症へと変遷したり、過食症が拒食症様の症状を呈したりします。両者は相互に移行したり重複したりし、連続性のある病態と考えられ、摂食障害として1つにまとめられます。両方とも、体重や体型によって自己評価が極端に左右されるという認知の歪みが認められる点で一致しています。
診断基準(DSM-Ⅳ)としては、
・神経性無食欲症
A:年齢と身長に対する正常体重の最低限、またはそれ以上を維持することの拒否(例:期待される体重の85%以下の体重が続くような体重減少、または成長期間中に期待される体重増加がなく、期待される体重の85%以下になる)。
B:体重が不足している場合でも、体重が増えること、または肥満することに対する強い恐怖。
C:自分の体の重さまたは体型を感じる感じ方の障害;自己評価に対する体重や体型の過剰な影響、または現在の低体重の重大さの否認。
D:初潮後の女性の場合は、無月経、つまり、月経周期が連続して少なくとも3回欠如する(エストロゲンなどのホルモン剤投与後にのみ月経が起きている場合、その女性は無月経とみなされる)。
亜型分類
拒食タイプ:現在の神経性無食欲症のエピソード期間中、その人は規則的に無茶食い、またはパージング行為(つまり、自己誘発性嘔吐または下剤、利尿剤、または浣腸の誤った使用)を行ったことがない。
過食・パージングタイプ:現在の神経性無食欲症のエピソード期間中、その人は規則的に無茶食いまたは排出行動(つまり、自己誘発性嘔吐または下剤、利尿剤、浣腸の誤った使用)を行ったことがある。
・神経性大食症
A:無茶食いのエピソードの繰り返し、無茶食いのエピソードは以下の2つによって特徴づけられる。このような基準にともない、診断が行われます。
1)他とはっきり区別される時間の間に(例:1日の何時間でも2時間以内の間)、ほとんどの人が同じように食べる量よりも明らかに多い食物を食べること。
2)そのエピソードの間は、食べることを制御できないという感覚(例:食べることをやめることができない、または、何を、またはどれほど多く食べているかを制御できないという感じ)。
B:体重の増加を防ぐために不適切な代償行為を繰り返す、例えば、自己誘発性嘔吐;下剤、利尿剤、浣腸、またはその他の薬剤の間違った使用;絶食;または過剰な運動。
C:無茶食いおよび不適切な代償行為はともに、平均して、少なくとも3ヶ月間にわたって週2回起こっている。
D:自己評価は、体型および体重の影響を過剰に受けている。
E:障害は、神経性無食欲症のエピソード期間中にのみ起こるものではない。
亜型分類
排出型:現在の神経性大食症のエピソードの期間中、その人は定期的に自己誘発性嘔吐をする、または下剤、利尿剤、または浣腸の誤った使用をする。
非排出型:現在の神経性大食症のエピソードの期間中、その人は、絶食または過剰な運動などの他の不適切な代償行為を行ったことがあるが定期的に自己誘発性嘔吐、または、下剤、利尿剤、または浣腸の誤った使用はしたことがない。
神経性無食欲症の場合はやせており、一見してそれらしいとわかるため診断しやすいですが、過食症ではやせてはおらず、本人は過食していることを隠していることが多いため、自ら訴えないかぎり、周囲からの情報がないとわからないこともあります。
神経性無食欲症では、両親や周囲の勧めでしぶしぶ受診することが多く、病態の否認や治療への抵抗が強いです。また、心配する家族と摩擦を生じていることも多いです。
一方、神経性大食症の場合は過食に対して困っており、積極的に受診に至る例が多いです。ですが、すぐに治る、助けてもらえる、といった過剰な期待をもっているために、数回で中断する例も多いです。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月30日 10時44分
6ヶ月の長男が慢性腎不全にて亡くなっていた-飯田圭織さん
元「モーニング娘。」飯田圭織(27)の生後6ヶ月か月の長男が7月に慢性腎不全のため死去していたと発表されたことを受け、同じ事務所のタレントが29日のブログで哀悼の意を表した。
つんく♂(40)は「この悲しみは当人達でないと分からない事がほとんどだと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます」。モー娘。の同期・石黒彩(30)も「謹んでお悔やみ申し上げます」とコメントを記した。後輩の矢口真里(25)は「圭織が苦しんでいたことを気付いてあげられませんでした。これから芸能界に復帰するということなので、私も力になれれば」とつづっている。
(長男死去、飯田圭織に矢口らがお悔やみ)
腎不全とは腎の器質的もしくは機能的障害により、体液の量的・質的恒常性を維持できなくなった状態を意味します。数日から数週間で発症する急性腎不全と、数ヶ月から数年で完成する慢性腎不全に大別されます。
慢性腎不全の原因の40%は先天性腎尿路疾患であるといわれ、腎エコー像では全体に高輝度の萎縮小腎を確認することが多いです。また、高度の貧血や成長遅延、副甲状腺ホルモンの上昇を認めることが多いといわれています。
そもそも腎臓は、血液を濾過し、余分な老廃物や塩分を取り除くという、重要な役割を担っています。さらに、赤血球を作るホルモン、エリスロポエチンを作り、全身に酸素を行き渡らせたり、血圧を調整したりするなど、生命を維持する上で欠かすことのできない臓器です。
こうした腎機能障害の進展に伴い、以下のような症状を呈するようになってきます。Ccrとは、クレアチニンクリアランスのことであり、腎臓の濾過機能をみる有用な指標です。基準値は91~130mL/分となっています。この値が低下することで以下のような症状がみられるようになります。
①腎機能減少期(Ccr>50ml/分):臨床的には無症状である。このように病態は多彩で、体液増大、血圧上昇、電解質異常、酸塩基平衡破綻、腎性貧血などにより各種の症状を呈することになります。機能するネフロン数の減少とともに進行していきます。
②代償性腎不全期(30<Ccr<50ml/分):夜間尿、軽度の貧血、軽度高血圧を示す。
③非代償性腎不全期(10<Ccr<30ml/分):全身倦怠感、多尿、中等度の貧血、高血圧がみられる。
④尿毒症期(Ccr<10ml/分):浮腫、肺水腫、高度貧血、重症の高血圧がみられる。
尿検査による蛋白尿、血尿は腎疾患を示唆する所見であり、全身倦怠感や食欲不振は早期の症状として現れてきます。腎性貧血や下肢浮腫の出現、血清クレアチニン(SCr)が上昇してくることも重要な所見です。確定診断としては、臨床経過から、腎機能低下が慢性かつ不可逆性であることが確認され、画像診断(腎エコー、腹部CT検査)から腎の萎縮や皮質の菲薄化などの像がみられることで確定診断がなされます。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月30日 10時20分
体重26Kgになってしまった18歳女性-摂食障害(神経性無食欲症)
以下は、ザ!世界仰天ニュースで扱われていた内容です。
内海真知子さんは、1981年、北九州市に4人家族の次女として生まれた。小学校の頃から家族のもめ事の仲裁をする、とても面倒見のいい子供だった。「強くて頼れる真知子」、真面目で何でも目標を立てるタイプの彼女は、高校3年を迎える春休みのある日、予備校に通う友人の「夕食をオニギリ1個にしたら痩せた人がいる」の一言で、夕食を減らし始めた。
真知子さんはこの時153cm45Kgで、決して太っていたわけではないが、自分の外見に自身が持てず鏡も見ないほどだった。勉強でも何でもまず計画を立てて、その通りに実行していく性格の真知子さんにとって、体重が減るという事は、自分をコントロールしているという証で自信になった。友人からの「痩せた?」という言葉が何よりの励みとなり、体重は40Kgに減った。そして、食事を減らす行動はエスカレート。だが、体には異変が起き始めていた。以前、薬剤師をしていた母親が、「娘は拒食症だ」と確信し、注意をしても、真知子さんは反論。自分が痩せているという意識が全くなく、真知子さんは母親の言うことを聞かない。細くなった足を出すのが嬉しく、1Kg減るたびに自分が好きになる。大嫌いだった鏡もいつも眺めるようになった。そして、それは服装にも表れ、ノースリーブとホットパンツこれで予備校に通った。この時体重35Kg。友人たちは気を使って真知子さんの手足を隠したが、本人には、その意味が分からなかった。
高校3年生の10月、真知子さんは一足早く推薦で長崎大学教育学部に合格。母親は受験が終わったと同時に、真知子さんを心療内科に連れて行ったが、病院で真知子さんが「これからはきちんと食べる」ということを伝えると、栄養不良として点滴を打っただけで治療は終わってしまった。
その後、真知子さんは今まで予備校に行っていた時間をエネルギー消費にあて、ジムに通って、ひたすら体を動かしたが、すでに、激しい運動には体がついていかなかった。皮下脂肪があまりにも減少し、月経も止まった。だが、「煩わしさが減った」としか思わなかった。
両親や友人の心配をよそに、真知子さんはとにかく痩せていれば幸せだと思っていた。もっと自分ができることはないかと、「夕食は必ず6時までに食べる」というルールを作った。しかしこの頃になると、真知子さん自身、感情のコントロールが出来なくなっていることを感じていた。以前は料理が好きだったのに、食べ物をどう扱っていいのかが分からなくなり、食材に触れるのも恐かった。そして一人で食べると食べ過ぎるという不安から、必ず母親と一緒に食べた。
やがて真知子さんの体重が30Kg台前半になると、頭が働かなくなり、体力が落ちてよく眠れなくなった。そして、明日は何を食べようか、何なら太らず満足できるか?と、食事の事ばかり考えるようになった。
3月、高校の卒業式を迎えた真知子さんは、大学進学のため、実家を離れて一人暮らしをする予定だった。家族は一人暮らしをさせることを心配したが、真知子さんの強い意思を尊重し、一人暮らしの大学生活は始まった。
入学して1ヶ月後、大学での健康診断が行われた。しかし真知子さんは血液検査で血管が細すぎて血液が採取できなかった。そしてさらに衝撃的な事実が突きつけられる。「体重26Kg、体脂肪率3%」すぐに精神科医の元に呼ばれた。医師に入院を勧められるが、真知子さんは「絶対に4年で卒業したい」と頼んだ。
医師は「1週間で1Kg体重が増えれば入院しなくてもいいよ」と提案した。そんなことは簡単だと思った真知子さんだったが、いざスーパーに出かけてみると、買い物の仕方さえ分からず、母親に助けを求めた。駆け付けた母親はカツ丼を作ってくれた。なぜがすんなり食べきれた。久しぶりのお肉で、幸せな気分になれた。こうして測定当日、真知子さんは体重測定で何とか1Kg増やすことができた。ひとまず、これ以上体重を減らさない、という条件で入院は免れた。この時医師は「甘える事も優しさ、甘える事も勇気がいる」と、真知子さんにアドバイスをした。しかし、真知子さんは体重をまた1Kg戻すことしか考えていなかった。そんな姿に、両親は真知子さんを入院させる覚悟を決めた。
2000年5月、真知子さんは長崎大学付属病院精神科に入院。病院では、20代女性の一日当たりの基礎代謝と同じ1,200Lcalの食事をとることから始める事になった。そして、体重が32Kgにまで達すれば、退院させてもらえる約束を取り付け、真知子さんの「通学だけはしたい」という願いに、昼食は400Lcal摂ることなどを条件に、病院から通学する生活が始まった。だが、歩くこともままならず、何でもない段差でつまづき、階段は手すりを使わなくては上がれない。
入院して2週間、真知子さんの体重は一向に増えなかった。この時、担当医が女性医師に代わり、「体重が増えない真知子さんを学校に通わせることはできない」と伝えた。そしてある夜、寝返りを打つうち、ベッドから落ちてしまった真知子さんは、自力では這い上がれない程弱っていたため、看護師の巡回を待つ事しかできなかった。「こんな生活もう嫌だ」と思い、現状から回復するためには自分で自分を変えるしかないと考えた。その後、主治医と何でも話すようになり、食事の量も1,800Kcalに増やした。入院して2ヶ月後、真知子さんの体重が32Kgkgになり退院。すぐに食事の量を減らしたが、「減ったら入院」という医師の言葉のおかげで、かろうじて体重をキープしていた。
その後、大学の授業が始まると真知子さんは、一人の女性学生と知りあった。すぐに仲良くなり、二人は親友同士になった。ある時真知子さんは彼女に「自分は拒食症らしい」と告白。すると、親友は「見れば分かるよ」とあっさり言い、「私は健康的な状態の真知子を知らないけど、仲良くしているということは、今の真知子に何か魅力を感じてるのよ」と言ってくれた。
そして2001年4月、真知子さんと親友は、与論島への旅行を計画。1週間も体重を計らない生活、自由にならない食事…と、不安を抱えたままだったが、長崎から船を乗り継ぎ、与論島に到着した。その晩、真知子さんたちは、宿のおじさんに連れられ、島で唯一のラーメン店に行った。すると、宿のおじさんが味噌ラーメンを注文、サービスで、餃子やチャーハンなども出してくれた。真知子さんは戸惑ったが、人の善意を無駄にしないようにと苦しそうに食べている友人を見て、自分に出されたラーメンだけは必死で食べた。そして何とか一人前を食べ終え、店を出た瞬間、「今まで何をあれこれ考えていたのだろう… なぜ食べる事に関してなぜあんなにルールを作っていたのだろう」急にアホらしくなった。何より、初めて同世代の子に甘えて良いのだと気付き、気が楽になった。そこにいた真知子さんは今までとは明らかに違っていた。
ついに「拒食症」と向き合うことを決意した彼女は、与論島から戻った翌日、医師の元へ行き、完治するまでにどれ位の時間がかかるか聞いた。「本気で取り組んでも最低5年はかかる」と言われ、そこまで深い病だということを初めて知った。その後、真知子さんは母親や友人に支えられ、時間をかけて徐々に徐々に「昔の真知子」に戻っていった。大学は無事4年で卒業し、就職もし、そして2年前には結婚もした。真知子さんは「拒食症の恐ろしさを知って欲しい」と訴え、本も出版。
現在27歳の真知子さんを訪れると、そこには夫のために料理も作る真知子さんがいた。そして、拒食症に苦しむ人へ「頼れるところは全部頼れ」と真知子さんはアドバイスをくれた。
摂食障害は拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患です。思春期の女性に多いといわれています。神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食症)の2つの病態に大きく分けられます。これほど性差や年齢も特徴のある疾患も珍しく、多くは10~30歳代の女性に起こります。男女比はおよそ1:25であるといわれています。
ちなみに、単に一時的なストレスによる食欲不振などは除外されます。身体疾患では、①摂食中枢の異常をきたす疾患(脳腫瘍など)、②消化器疾患、③消耗性疾患(悪性腫瘍など)、④内分泌疾患など、精神疾患では統合失調症の被毒妄想などが鑑別上問題となる場合があります。
神経性無食欲症(拒食症)の方は、無食欲、やせ、無月経を呈し、活動性は亢進し、どんなにやせていても自分がやせているとは思わず(ボディ・イメージの歪みがある)、治療に対して拒否的である状態です。平たく言ってしまえば、「太ってしまうという恐怖があり(実際は痩せている)、栄養を摂るのに必要な食事を拒否してしまっている状態」と言えるでしょう。
神経性大食症(いわゆる過食症)の方は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、抑えがたい衝動によってむちゃ食いしてしまいます。また過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられます。
両者は正反対の病態のようにもみえますが、拒食症が過食症へと変遷したり、過食症が拒食症様の症状を呈したりします。両者は相互に移行したり重複したりし、連続性のある病態と考えられ、摂食障害として1つにまとめられます。両方とも、体重や体型によって自己評価が極端に左右されるという認知の歪みが認められる点で一致しています。
診断としては、以下のような項目が重要であると言われています。
①標準体重の85%以下の体重減少で診断されます。
②体重増加への恐怖心
③ボディーイメージの歪み
④無月経(初経後の女子の場合)
とくにDSM-Ⅳによる診断基準では、
A.年齢と身長に対する正常体重の最低限、またはそれ以上を維持することの拒否(例:期待される体重の85%以下の体重が続くような体重減少;または成長期間中に期待される体重増加がなく、期待される体重の85%以下になる)と記載されています。
B.体重が不足している場合でも、体重が増えること、または肥満することに対する強い恐怖。
C.自分の体重または体形の感じ方の障害、自己評価に対する体重や体形の過剰な影響、または現在の低体重の重大さの否認。
D.初潮後の女性の場合は、無月経、すなわち月経周期が連続して少なくとも3回欠如する(エストロゲンなどのホルモン投与後のみ月経が起きている場合、その女性は無月経とみなされる)。
神経性無食欲症の場合はやせており、一見してそれらしいとわかるため診断しやすいですが、過食症ではやせてはおらず、本人は過食していることを隠していることが多いため、自ら訴えないかぎり、周囲からの情報がないとわからないこともあります。
上記のケースのように、神経性無食欲症では、両親や周囲の勧めでしぶしぶ受診することが多く、病態の否認や治療への抵抗が強いです。また、心配する家族と摩擦を生じていることも多いです。
一方、神経性大食症の場合は過食に対して困っており、積極的に受診に至る例が多いです。ですが、すぐに治る、助けてもらえる、といった過剰な期待をもっているために、数回で中断する例も多いです。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月29日 12時11分
本当は怖いぽっこりお腹-糖尿病
以下は、最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で扱われていた内容です。
都内のメーカーの営業に勤めるN・Sさん(49)の悩みは、ここ数年で出てきた「ぽっこりお腹」。両親が糖尿病という家族歴もあったので、毎年健康診断を受けていましたが、今まで異常がなかったため安心していました。
そんなある日、突然、心臓をわしづかみにされたような胸の痛みに襲われます。すぐに病院に直行し、精密検査を受けたところ、医師からまさかの宣告を受けました。その診断とは、糖尿病でした。
糖尿病とは、インスリンの絶対的もしくは相対的不足により引き起こされる、持続的な高血糖状態を指します。自己免疫的機序により発症する1型糖尿病と、それ以外の原因による2型糖尿病に大別できます。
1型糖尿病は、自己免疫的機序により、膵臓のインスリン産生を行っているβ細胞の傷害によって起こると考えられます。故に、絶対的なインスリンの不足(産生自体が難しくなるため)が起こってきます。国内の小児の年間発症率は、10万人当たり1.5人で、学童期に多く発症します。
発症は急激で、高血糖による口渇、多飲、多尿、体重減少が進行し、脱水、意識障害をきたします。肥満はなく、むしろやせ型で、家系内に糖尿病患者は少ないという特徴があります。
一方、2型糖尿病とは、生活習慣が大きく関わっており、慢性的な高血糖状態やインスリン抵抗性(インスリンが多く分泌されていても、効かない状態)により、相対的なインスリン不足状態を指します(分泌自体はあっても、作用が追いつかない状態)。その後、インスリン分泌不全も起こってくる可能性があります。1型に比べ、2型糖尿病では家族歴が濃厚で、学童期以降に学校検尿で発見されることが多いです。
インスリン分泌低下をきたす素因に、過食、肥満、運動不足、ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症します。従来、成人での発症が大部分でしたが、小児肥満の増加とともに小児での発症が増えてきています。ただ、肥満を伴わずインスリン分泌不全が主体となる例が2型糖尿病の10~20%に認められます。
この糖尿病の指標となるのが血糖値であり、血糖値とは血液中にどれだけの糖分が含まれているかを示した数値のことです。具体的な診断基準(日本糖尿病学会の診断基準)としては、
①随時血糖値200mg/dL以上
②早朝空腹時血糖値126mg/dL以上
③75g糖負荷試験で2時間値200mg/dL以上
のいずれかを満たすものを糖尿病型とし、これらが2度別の日の検査で確認されれば糖尿病と診断します。ただし、1回の検査でも
①口渇、多飲、多尿など糖尿病の特徴的症状がある。
②HbA1cが6.5%以上
③過去に糖尿病型であった。
④確実な網膜症がある。
場合も糖尿病と診断できます。しかし、N・Sさんは毎年の健康診断でも、血糖値は126mg/dl以下で何の異常も見られませんでした。では、どうして糖尿病と診断されたのか、それは以下のような理由です。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月29日 11時37分
風邪(急性上気道炎)の症状を和らげる方法
鼻水、咳、のどの痛みなどの風邪の症状が出やすい季節である。風邪はウイルスが原因となって生じるもので、抗生物質(細菌感染症を治療する薬剤)は用いない。しかし、風邪を引いたときに症状を楽にするためにできることがいくつかある。
米バージニア大学ヘルスシステム(シャーロッツビル)では以下のことを勧めている:
・市販(OTC)の抗ヒスタミン薬、(鼻)うっ血除去薬、咳止め薬などを試してみる。
・睡眠を十分に取る。
・水分を多く摂るようにする。
・鎮痛薬を使用して頭痛や発熱を緩和させる。
・ぬるい食塩水でうがいをしてのどの痛みを和らげる。
・鼻や唇周辺の皮膚の荒れや乾燥にはワセリンを塗る。
・温かい蒸気を利用して鼻詰まりを楽にする。
(風邪の症状を楽にする)
かぜ症候群(かぜ症候群、急性上気道炎)とは、上気道粘膜の急性炎症をとりまとめて総称しています。鼻閉、鼻汁、咽頭発赤、発熱などを主徴とし、主に急性鼻炎や咽頭炎の形を取る急性呼吸器感染症です。
年間を通じてみられますが、秋から冬のこの時期の流行が多いです。誘因として、個体の条件(免疫不全、脱水、疲労、飲酒、喫煙など)や環境の変化(乾燥、寒冷)が重要となります。
くしゃみ、鼻汁、咽頭痛や咳嗽、喀痰などの呼吸器症状とともに発熱、関節痛などの全身症状、時に悪心、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴うこともあります。軽い鼻症状の普通感冒から、全身症状の強いインフルエンザまでさまざまです。最も罹患頻度の高い疾患で多くの人が1年に1回以上罹患し、ことに小児において罹患回数が多いです。
通常約1週間の経過で治癒する予後良好の疾患です。ですが、放置すると各種の疾患を誘発、増悪することがあるので、早期の治療が必要となります。とくにお子さんや老人の場合は肺炎の誘発、基礎疾患の増悪をきたし重篤になることがあるので、特に注意が必要となります。
原因としては多岐にわたりますが、その多く(少なくとも70%以上)はウイルスが病原となります。鼻かぜはライノウイルス、RSウイルス、コロナウイルスが原因となりやすいです。
また、のど風邪はアデノウイルス、コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルス、気管支かぜはアデノウイルスやパラインフルエンザウイルスのほかマイコプラズマやクラミジアが起こしやすいとされます。これら以外では、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア、一般細菌などが含まれます。
他の患者からの飛沫感染により、ウイルスが上気道の粘膜上皮細胞に付着、侵入、増殖して感染が成立します。低温・低湿の条件が揃うと感染が成立しやすいですが、その一方でエンテロウイルスのように夏かぜを起こすものもあります。
鑑別すべき疾患には細菌性扁桃炎、細菌性気管支炎、異型肺炎、細菌性肺炎などがあります。細菌感染では膿性痰、白血球数増加などが鑑別の目安となります。異型肺炎はマイコプラズマやクラミジアが関与するので、ウイルス感染と同様に、検査成績があまり動かずに臨床症状や身体所見が強いため、慎重に鑑別する必要があります。
診断としては、発症時期や経過、流行状況などの問診が重要となります。また、膿性鼻汁、喀痰、耳閉塞感の有無などは、合併症の診断に有用となります。検査としては、白血球数、CRPなどの炎症所見に加え、伝染性単核球症などの鑑別のため、肝・腎機能などもチェックする必要が生じるときがあります。最近では、インフルエンザを初めとする迅速診断キットもあり、診断に有用とされています。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月23日 16時21分
強直性脊椎炎と診断され、内服治療を行っている63歳女性
読売新聞の医療相談室で、以下のような相談がなされていました。
右の背中が痛くなり、「強直性脊椎炎」と診断されました。薬を飲んでいます。20年間やってきたエアロビクスを今後も続けたいと思います。病気と共に楽しく暮らすための助言をお願いします。(63歳女性)この相談に対して、東邦大大森病院リウマチ膠原病センター長の川合真一先生は、以下のようにお答えになっています。
強直性脊椎炎は、脊椎や仙腸関節・股関節など体の中心にある大きな関節に慢性的な炎症が続く原因不明の病気で、脊椎などが長年の間に徐々に硬くなり、動きにくくなるのが特徴です。関節リウマチとは異なる病気で、症状や血液検査で確認できます。眼や心臓や腸などにも炎症が起きることがありますが、命にかかわることはあまりありません。強直性脊椎炎とは、仙腸関節(腰椎の下にある仙骨と、その外側にある腸骨の接する関節)および脊椎の慢性炎症を特徴とする疾患です。
治療の前提として、まず病気の性質を知っていただきます。そのうえで、脊椎や関節が硬くなることを防ぐために定期的に運動することが必要になります。
ご質問者がしているエアロビクスなどの運動でよろしいのですが、あまり激しいものは勧められません。関節への負担が少ない水泳や水中歩行は良い選択でしょう。また、ストレッチは毎日続けることが大切です。
靭帯付着部などの関節辺縁に限局した骨炎が生じ、軟骨下骨や線維軟骨が肉芽組織に置換され、炎症が収まるのに伴いこの肉芽組織が骨化し、骨強直をきたします。主に脊椎椎間関節、椎体辺縁、仙腸関節などにこうした変化が現れます。
原因は不明ですが、HLA-B27は95%前後陽性であるといわれています。発生頻度は0.04%程度で家族内発生が多く、20歳代が好発年齢で、90%は男性に発症します。
症状は非定型的で、両側性の腰痛、背部痛、坐骨神経痛が特徴です。腰背部の運動に制限があり、深呼吸で胸部痛がみられます。臨床検査では、赤沈亢進や血清CRP濃度の増加と、脊椎X線所見では仙腸関節炎や竹節様脊椎などの所見がみられます。緩徐に発症し、背部痛・腰痛に加え、腱・靭帯付着部や股関節の疼痛も訴えることがあります。ぶどう膜炎や、時に大動脈弁閉鎖不全を有する例もあります。
診断としては、3か月以上続く炎症性腰痛、腰椎運動制限、胸郭運動制限の臨床症状と、仙腸関節炎のX線学的所見にて行います(改訂ニューヨーク基準)。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月23日 15時45分
車酔い(動揺病)によるめまい、嘔気症状に悩む8歳男児
読売新聞の医療相談室で、以下のような相談がなされていました。
8歳の息子。小学生になったころから、車、船、特急電車に乗ると30分で酔ってしまいます。起きていると必ず吐きます。この先、社会科見学などがあるので心配です。どう対処したら良いか教えてください。(38歳母)この相談に対して、あいあいキッズクリニック院長の北島晴夫先生は、以下のようにお答えになっています。
車酔い(動揺病)は、車で揺られるなど、ふだんと違う平衡感覚にさらされた時、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、冷や汗、めまい、頭痛などの症状が起こるもので、脳からの一種の警報といえます。乗り物酔い(動揺病、加速度病)とは、乗り物に乗ることで生じるめまいです。乗り物酔いは、船では乗船するかなりの人に生じますが、激しく酔う人と、そうでない人がいます。
私たちは、目や内耳(三半規管)からの情報をもとに、自分の位置、傾き、回転、遠心力などを感じとり、立ったり、歩いたりできます。ところが、車の不規則な揺れなど、なじみの少ない情報が目や内耳から送られてくると、脳は、通常と違う平衡感覚を危険!と判断して、“酔い”という警報を発するのです。
ですから、日ごろから、ブランコ、シーソー、鉄棒、縄跳び、一輪車、でんぐり返しなどで体をよく動かして、色々な平衡感覚のパターンに慣れておくと、酔いにくくなります。ただ、体調が悪いと、酔いやすくなるので、疲れることを避け、よく眠り、風邪をひかない注意も大切です。
車酔いの生ずる人は少ないですが、酔いやすい人もいます。特に、子供や女性で生じやすいといわれています。また、発症には内耳への刺激だけでなく、睡眠不足や胃腸障害、心理的要因(過去の経験からくる自己暗示)も内的因子として重要です。暗示にかかりやすい人もおり、乗り物に乗っただけで酔いが生じる重症例もあります。
半規管では回転運動の加速度を膨大部にある前庭感覚細胞が感知し、耳石器は球形嚢が垂直加速度、卵形嚢が水平加速度を感知するといわれています。車酔いによるめまいは、この三半規管、耳石器の過剰刺激と視運動眼反射による視覚の乱調が組み合わさって生じると考えられています(乗り物では左右の半規管と耳石器が刺激されるため、強い刺激となるわけです)。結果、前庭眼反射による眼振の出現、前庭自律神経反射による悪心・嘔吐,前庭脊髄反射による平衡失調が生じます。
症状としては、副交感神経症状が強いと考えられます。前庭自律神経反射が前庭眼反射および視運動眼振と同時に生じるため、嘔気と嘔吐が主症状となります。冷汗や低血圧、顔面蒼白なども生じます。
酔わない工夫としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月23日 15時25分
胆嚢摘出中に意識を戻してしまった女性
手術の真っ最中に意識が戻ってしまい、恐怖と戦いながらおなかを切られた女性が裁判を起こそうとしているそうです。彼女は病院側が意識を取り戻していることを分かって手術を進めたと話しており、病院の体制や麻酔の管理・使用方法に問題があるのではないかと主張しているとのこと。
確かに意識がある状態で自分の体が切られていくのはかなり怖いものですが、具体的にどのような状況だったのか見てみましょう。
今回、手術中に目を覚ましてしまったのはレベッカ・ジョーンズさん(24歳)。彼女はAlice Springs病院で胆のう摘出手術を受けることになったのですが、手術の最中に意識が戻ってしまったそうです。意識が戻った時、彼女は手術が終わって医者が起こしてくれたのだろうと思ったそうですが、実は手術の真っ最中であったことを確認。レベッカさんはパニック状態になったそうです。
彼女はマヒしていたため体を動かすことができず、助けを求めることができなかったとのこと。しかし聴覚などは残っていたため、オペ室でどのような会話がなされているのか分かっていたそうです。また、痛みを感じたのかは定かではないのですが、おなかを切られる感覚もあったようです。
彼女は意識があることを伝えようとして必死だったとのこと。何とか手を動かすことができ、医者はそれを気付いたそうですが、手術はそのまま続行されたそうです。
今回の件に対し院長であるヴィッキ・テーラー氏はコメントを拒否。しかし、レベッカさんが手術中に目を覚ましていた事は認めているそうです。レベッカさんは法的措置を考えており、現在話し合いが進められているとのこと。
(外科手術中に目を覚ましてしまいパニック状態で手術が進められる)
麻酔方法は大きく分けて
1)局所麻酔:表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔、神経ブロック(脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔)
2)全身麻酔:吸入麻酔、静脈麻酔、筋注による麻酔、直腸麻酔
に分けることができます。また、特殊な麻酔方法としては低体温麻酔、低血圧麻酔などがあります。これらの麻酔方法については、疾患、部位、手術方法、患者さんの状態、病院設備などを考えて決定します。
全身麻酔は、吸入麻酔薬または静脈麻酔薬を用いて、意識消失、鎮痛、有害反射の抑制を得る麻酔法です。吸入麻酔薬であるハロタン、イソフルラン、セボフルラン、亜酸化窒素を用いて行う吸入麻酔法、静脈麻酔薬のプロポフォールとフェンタニルを用いる全静脈麻酔法や、ドロペリドールとフェンタニルを用いるニューロレプト麻酔法、ケタミン筋注法、チオペンタールまたはチアミラールによる注腸法があります。
全身麻酔は、血圧の低下や呼吸抑制など重篤な合併症を生じる場合が多いです。そのため、気管挿管を行わない場合でも、静脈路を確保し、緊急医薬品を用いるための注射器や気管挿管用具を常に準備しておくことが必要となります。
静脈麻酔としては、塩酸ケタミン(ケタラール)、チオペンタールナトリウム(ラボナール)、プロポフォール(ディプリバン)などがあります。
塩酸ケタミン(ケタラール)は血圧の低下や呼吸の抑制も少ないので、緊急麻酔、poor riskの患者さん、小手術、検査、処置などによく用いられます。ですが、頭蓋内圧亢進のある患者、高血圧、心不全、肝不全、精神疾患の患者には不適当であるといわれています。悪心・嘔吐、分泌過多、舌根沈下、夢・幻覚、覚醒の遅延、発汗、発疹といった副作用があります。
また、チオペンタールナトリウム(ラボナール)による麻酔としては、麻酔の導入にしばしば用いられますが、血圧の低下、呼吸抑制をきたすので、poor riskの患者やショック状態の患者には用いないほうがよいとされています。また気管支喘息の患者にも用いてはならないとされています。
プロポフォール(ディプリバン)は、チオペンタールナトリウムよりもさらに速効性で、かつ作用時間が短いとされています。GABAA受容体に結合して鎮静と催眠作用を発現します。欠点としては、難水性のため急速静注時に血管痛を生じることがあります。
また、鎮静あるいは鎮痛を得るためには以下のようなものを用います。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 21時41分
胃癌の転移を予測できる?-センチネルリンパ節生検
千葉県佐倉市の男性Aさん(71)は8年前、早期の胃がんが見つかり、慶応大病院で胃を切除することになった。「胃がなくなると苦労するのでは」と不安になったが、「センチネルリンパ節生検」という検査を受けた結果、転移の可能性が低いと判断され、がんの周りを小さく切除するだけで済んだ。おかげで手術後も変わらずに食事ができ、今も元気にゴルフを楽しんでいる。
早期胃がんのうち、がんが胃の粘膜にとどまっていれば、口から胃カメラを入れる内視鏡治療で治せることが多い。しかし、粘膜の下の粘膜下層にまでがんが進むと手術が必要になる。胃の全部か3分の2を切除し、がんが転移している可能性がある周囲のリンパ節も取り除く。
胃を切除すると、困るのは後遺症だ。少しずつしか食べられず、早食いすると苦しくなる、下痢をしやすくなる、食後に動悸やめまいが起こる――などの症状が表れる。
そこで期待されているのが、センチネルリンパ節生検。センチネルは「見張り」の意味で、胃がんが転移する場合、がん細胞がリンパ管を通じて最初に流れ着くリンパ節のことだ。
このリンパ節を特定し、がんが見つからなければ、その先のリンパ節にも転移がない、と判断。切除する胃の大きさやリンパ節を減らす縮小手術で、後遺症の軽減を目指す。
センチネルリンパ節の特定は、手術直前にがんの周囲に色素を注入、または前日に放射性同位元素を注入して行う。慶応大病院では二つの方法を併用している。
手術では、染まったリンパ節を肉眼で確認しながら、小さめに胃とリンパ節を切除する。その場ですぐに、取り出したリンパ節に放射線検出器を当て、反応したリンパ節を病理検査に出す。顕微鏡でがんが見つからなければ手術はそこで終わり、がんが見つかれば、さらに範囲を広げて切除する。
センチネルリンパ節生検は、皮膚がんの一部や乳がんで普及しているが、まだ研究的な段階。特に胃がんでは慎重に行われてきた。センチネルリンパ節にがんが見つからなくても、他のリンパ節にがんが転移しているケースがあるからだ。
そこで、全国の12病院による最新の臨床試験で、胃がん患者約400人に慶応大と同じ方法で生検を行った結果、粘膜下層にとどまる早期がんで、大きさが4センチ以下なら、ほぼ正確に転移の有無を診断できることが分かった。
今後は、この検査を行って縮小手術を行う場合と、通常の手術を行った場合とで、生存率の差を調べる必要がある。主任研究者で慶応大一般・消化器外科教授の北川雄光さんは「まだ研究途上にある検査法なので、医師の説明をよく聞いて検査を受けたい」と話している。
(「目印」付けリンパ追跡 胃がんの転移予測)
胃癌は、広義では胃粘膜上皮から発生した癌腫(狭義の胃癌)と、上皮以外の組織から発生したがん(胃平滑筋肉腫・GIST・胃悪性リンパ腫など)の両方を含みますが、一般的には粘膜上皮から発生したもの(前者)を指します。
かつて、日本では男女とも胃癌が第1位でしたが、死者数は年々減少しています。2003年の日本における死者数は49,535人(男32,142人、女17,393人)で、男性では肺癌に次いで第2位、女性では大腸癌に次いで第2位となっています。
胃癌は、自覚症状による胃癌の早期発見は難しいです。ほとんどの場合、早期癌の段階では無症状であり、癌が進行してからでないとはっきりとした自覚症状が出てこないことが多いからと言われています。そのため、放置されてしまったり、逆に内視鏡検査などで早期発見されるケースもあります。
胃癌の転移には、血行性転移、リンパ行性転移、腹膜播種があります。胃壁内での深達度が進むほど転移率は高くなり、血行性転移では肝や肺、さらに骨、脳、皮膚、腎などへ転移します。リンパ行性転移は所属リンパ節から始まり、遠隔リンパ節へ転移をきたしていきます。腹膜播種は、漿膜を越えて胃壁を浸潤した癌細胞が、腹膜に播種して癌性腹膜炎を起こして腹水を生じます。
肝転移すると肝腫大、黄疸などが起こってきます。腹膜に転移すると腹水、後腹膜に転移すると強い背部痛を認めます。その他、左鎖骨上窩リンパ節転移(Virchow転移)、Douglas窩への転移(Schnitzler転移)、卵巣転移(Krukenberg腫瘍)などがあります。
胃癌の治療方針は、「胃癌治療ガイドライン」などにより、腫瘍の大きさ・部位・拡がり、病期、全身状態、あるいは患者の希望など様々な要素を勘案し決定されます。
深達度がM(粘膜内)で、N0(リンパ節転移なし)、分化型、2cm以下、潰瘍形成なしであれば、内視鏡的粘膜切除術を行います。StageIIもしくはIIIAなら、2群リンパ節郭清を伴う胃切除術(これが標準的な手術法であり、定型手術と呼ばれます)を行います。StageIV(遠隔転移を伴う)なら、姑息的手術を行ったり、化学療法などを行います。
胃の切除は、部位によって胃全摘術、幽門側胃切除術(十二指腸側2/3程度の胃切除)、噴門側胃切除術(食道側1/2程度の胃切除)などに分けられます。縮小手術では、胃の2/3未満の切除で、大網温存、幽門保存胃切除、迷走神経温存術などが行われることもあります。胃の2/3以上の切除とD2リンパ節郭清が行われるものを定型手術といいます。また、定型手術に他臓器合併切除が行われるものを拡大手術(胃の周辺臓器に直接浸潤する例や高度のリンパ節転移を認める例が適応)といいます。
胃の切除が終わったら、食物の通り道をつなぐために消化管再建が行われます。様々な再建法があり、個々の患者の状態に応じて選択されますが、代表的なものはBillroth I法(胃-十二指腸吻合)、Billroth II法(胃-空腸吻合)、Roux en Y法(食道or胃-空腸吻合)、空腸間置法(空腸で置換)などがあります。
現在では外科切除に加えて、内視鏡的治療や腹腔鏡下手術が行われるようになっています(低侵襲の治療法が行われるようになった)。内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection:EMR)は、リンパ節転移の可能性がほとんどないとされる2cm以下の粘膜癌で、組織型は分化型(pap、tub1、tub2),肉眼型は問わないが陥凹型では癌巣内に潰瘍を有しないと診断される例(リンパ節転移の可能性がほとんどない例)に対して用いられます。
一方、遠隔転移がみられたり、他臓器への浸潤が強く切除不能の例に対しては化学療法が行われていますが、まだ有効性は低い状態です。
胃癌術後の問題点としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 20時55分
自分をアスペルガー症候群と診断した10歳女性
アスペルガー症候群というのは、知的障害がそれほどないが、周り人の気持ちを汲み取れないなどの、対人関係の障害が出る「知的障害がない自閉症」として知られています。
イギリスで10歳の少女が本を読んでいて、自分がアスペルガー症候群だと気づいたというニュースがありました。Telegraphによると、10歳の少女ロージー・キングちゃんは、自閉症と診断された少年ジョナサンの目線で書かれた本「リトル・レインマン」"Little Rainman" を読んでいたそうです。
その本は自閉症の兄弟・姉妹を持つ子供に自閉症のことを教えるための本なのです。
彼女の弟レニー君(6歳)は4年前に、アスペルガー症候群であるとの診断を受けました。そのため両親リチャードさん(43歳)、シャロンさん(38歳)は、そのことをロージーちゃんに知ってもらうために本を渡していたのです。
母親のシャロンさんと一緒にページをめくり、アスペルガー症候群についての説明を読んでいると、彼女は、「これは私のことかもしれない」と言ったのだそうです。
シャロンさんは「最初は信じられなかったけれど、いろいろ思い当たるところもあった」
「弟のレニーが小さい時に診断されたことから、彼が自閉症的であることはわかっていたけれど、それに比べて、少し変わったところはあったけれどロージーは快活な社交性のある子供だと考えていた」と伝えています。
そのことで彼女のことも両親は注視するようになり、専門家に見せることにしました。するとマイルドなアスペルガー症候群だと正式に診断されたそうです。
父親のリチャードさんは「アスペルガーの子供は他者との対人関係で問題が出たり、精神的なトラブルが表に出やすいものだが、ロージーは他人にとても興味を示していた」と述べています。
しかしながら、「今後の対処を考えると本を読んで判断ができたことはよかった」と言っています。
「3人の子供たちとの生活に満足していて、特に何かを変えたいと思わない」とリチャードさんは続けます。
ロージーちゃんは映画を作ったり、発明家になりたいそうで、アスペルガー症候群のことについては、「アスペルガーを持ってることは、私は他の人とは違うものを持っていることになるので、とてもいいわ。想像力がふくらむの。」と伝えているようです。
(10歳の少女が本を読んで自分をアスペルガー症候群と診断する)
アスペルガー症候群は、対人関係やコミュニケーションの障害、限局され特異的なパターンの関心などの点で自閉症に類似しますが、言語の遅滞があまりなく運動の障害を示す点で自閉症と異なるといわれています。
自閉症の上位概念として広汎性発達障害があり、非定型自閉症、小児期の崩壊性障害、アスペルガー症候群、レット症候群などが含まれます。また、自閉症は症例が多彩であり、健常者から重度自閉症者までの間にははっきりとした壁はなく、虹のように境界が曖昧であるため、その多様性・連続性を表した概念図を自閉症スペクトラムや自閉症連続体などと呼びます。
知的能力が低くない自閉症のことを高機能自閉症と呼び、また、知的能力の優劣に関わらず、一部の分野で驚異的な能力を有する場合もあり、その驚異的な能力を有する者をサヴァン症候群と呼ぶようです。
自閉症は男性に圧倒的に多く、頻度は1,000人に2人以下であるといわれています。原因は不明であり、脳機能障害が推定されています。精神発達遅滞の合併頻度は70~80%と高く、認知機能には特異的な不均衡さがあり、時に特異的に良好な記憶力を示すことがあります。
自閉症とアスペルガー障害は、ともに広汎性発達障害に属する障害です。自閉症は、
①社会的相互反応における質的異常これら3つを必須症状とします。アスペルガー障害の場合は、この3つの症状のうちで、言葉の文法的側面には遅れはほとんど認められませんが、言葉の使い方やイメージ機能に遅れや偏りがあることが特徴的です。ICD-10の診断基準では、2歳までに単語、3歳までに意思伝達に2語文を使うなど、早期の言語発達はほぼ正常でなければならない、とされています。
②コミュニケーションの質的異常
③制限された常同的で反復的な興味や活動
具体的には、
・高機能自閉症に比べ、言語性IQが高く動作性IQが低い。こうした特徴があるといわれています。
・他人との共感に乏しく、一方的な対人関係で孤立。
・衒学的で表情に乏しい。
・天候や時刻表などの話題に夢中で風変わりな印象を与える。
・運動面に遅れや不器用を示す。
アスペルガー症候群の診断は、2歳過ぎより可能となりますが、知的に遅れのない高機能自閉症や、アスペルガー障害では小学校低学年以降と遅れることがあります。その後、年齢とともに社会生活に適応できることが多くなるようですが、一方で合併症が出現したり、いじめの対象となったり、不登校などの原因ともなってしまうようです。
子供の成長や発達には個人差があり、「もう少し大きくなれば大丈夫ですよ」などと医師は説明しがちであるため、幼児が自閉症であると診断されるまでに、長く時間がかかるケースがあるそうです。
治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 10時42分
一般用医薬品で肝障害-30代女性の副作用報告
厚生労働省は21日、インターネットで一般用医薬品(市販薬)を購入した30代の女性が昨年8月に肝障害で入院したとの副作用報告が製薬会社からあったことを明らかにした。ネット購入した市販薬の副作用が確認されたのは初めてだが、購入ルートについて厚労省は報告を求めていないため、実際の被害は他にもあるとみられる。
厚労省によると、女性は生薬を主成分とする滋養強壮剤をネットで購入して服用し、肝障害を起こした。数週間入院し、回復したという。
市販薬を副作用の危険度の順に1~3類に分類した改正薬事法の施行に伴い、厚労省は来年6月以降、1、2類のネット販売を認めない方針を打ち出しているが、政府の規制改革会議は反対を表明している。今回、女性が飲んだ薬は2類に当たる。
(30代女性が肝障害 厚労省の副作用報告)
薬物性肝障害とは、「薬物によって肝細胞障害もしくは肝内胆汁うっ滞が生じる病態」と狭義には定義されます。肝臓は薬物代謝の中心的臓器であり、薬物による障害は起こりやすいと考えられます。
ほとんどの薬物性肝障害は急性型であり、肝細胞壊死、胆汁うっ滞、脂肪肝などの病型があります。慢性肝障害はまれでありますが、薬物性肝障害でも劇症肝炎、慢性肝炎を発症します。劇症肝炎の起因薬物としては抗癌薬、代謝性疾患治療用薬、解熱鎮痛薬が多く、その代表的な薬物としてアセトアミノフェン、ハロタン、トログリタゾンなどがあります。
発生機序から予測可能なものと特異体質によるものに分類されます。アセトアミノフェンに代表されるような予測可能な薬物性肝障害を起こすのはむしろ例外的であり、ほとんどは特異体質に基づく予測のできない薬物性肝障害です。特異体質によるものとしては、さらにアレルギー性と、個体の特異体質に基づき産生された肝毒性の高い代謝物が肝障害を生じると考えられる代謝性とに大別されます。
原因となる薬効別分類では、抗生物質(特にセフェム系、ペニシリン系)が最も多く、次いで解熱鎮痛薬、消化器用薬、化学療法薬、循環器用薬が多いです。上記のように、漢方薬や健康食品も起因薬物となります。
これらは生体内に入ると解毒され、不活性の化合物へ代謝されます。ですが、一部の薬物は生体内で活性化され毒性が生じます。また、あるものはチトクロームP450などにより代謝され、毒性がきわめて強い活性中間体を生成することもあります。
本来、活性中間体は抱合機構で不活化(解毒)されます。活性中間体が多く生成されたり、その不活性化が抑制されると活性中間体が増加して細胞成分と結合します。活性中間体が酵素と結合し、酵素機能障害を引き起こし細胞死が生じます。薬物そのものと、あるいは活性中間体が蛋白と結合することにより抗原性を獲得してアレルギーが生じ、肝障害が起こると考えられます。
症状出現までの潜伏期間は4週間以内が70%以上、8週間以内が80%を越えるといわれています。同一薬物を再投与すると、発症までの期間は短くなります。全身のアレルギー症状と薬物性肝障害の特徴である胆汁うっ滞症の症状が特徴的です。
アレルギー症状としては発熱、皮疹、そう痒感、関節痛などです。このうち、発熱は最も早期に出現し、比較的頻度が高いです(発疹は出現頻度は低いがアレルギー症状として重要な症候であり、その診断的意義は大きいです)。
胆汁うっ滞の症状として、黄疸(尿濃染,眼球黄染)とそう痒感があります。胆汁うっ滞型を呈する例では、全身症状は軽微ですが黄疸と皮膚そう痒感、灰白色便をきたすことが多く、肝炎型では全身症状、特に消化器症状を伴うことが多いといわれています。
また、肝障害に由来する症候として、自覚的には全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、黄疸などが、他覚的には肝の腫大や圧痛などがあります。ただ、アレルギー症状や胆汁うっ滞を呈さない症例もあります。
診断や治療としては、以下のようなものがあります。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 10時21分
本当は怖い目のかすみ-白内障
以下は、最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で扱われていた内容です。
編み物が趣味のK・Yさん(58)は、目のかすみや、遠くのものが見えにくいなどの異変が現れるようになり、近所の眼科から「白内障」と宣告されました。医師から手術は短時間で安全と聞いて、ほっと胸をなでおろした彼女。
手術も無事終わり、翌日、眼帯をはずすと、驚くほど目が見えるようになりました。しかし、術後の経過が良好な彼女は、3回目の健診をさぼってしまい、半月後から様々な異変に襲われ始めます。具体的には、以下のような症状が現れていました。
1)視野の中心が黒ずむ
視野の中心が黒ずんでいるようで、みえにくさを感じました。ところが、しばらくするとその症状は治まり、そのため彼女は特に気に留めませんでした。眼科にも受診をせず、様子をみることにしました。
2)視野の中心がゆがむ
視野の中心の異常を感じてしばらくして、ある日、視野の中心が混濁したように歪んでいました。両目では特に異常は目立ちませんが、片目でみると、明らかに歪んだようにみえます。
こうした異常がみられたため、S・Rさんは慌てて眼科を受診しました。そこで彼女に告げられたのは、「嚢胞様黄班浮腫」という疾患名でした。
嚢胞状黄斑浮腫とは、黄斑部の周中心窩毛細血管網、とくに血管網のより深部が障害された場合、内血液網膜柵に機能異常が生じ、毛細血管からの漏出液が主にヘンレ層(外網状層)に貯留したものを指します。
そもそも黄斑とは、眼底中央部の臨床的名称を指します。神経細胞に含まれるキサントフィル色素のために、死体眼や摘出眼で黄色味を帯びていることから命名されました。黄斑の中心部には窪みがあり、この部分を中心窩と呼びます。
中心窩の中心から直径0.5mmの範囲には網膜血管が存在せず、無血管領域となっています。このため光が直接視細胞に到達し、明所視における視力および色の識別能が最も良いといわれています。そのため、この部分が障害されてしまうと、視力低下がみられてしまいます。最悪の場合は、視野の中心にゆがみが残り、日常生活に重大な支障をきたしてしまいます。
嚢胞様黄班浮腫については、さらに以下のようなことがいえると思われます。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 1時38分
本当は怖い冷え-自律神経失調症
以下は、最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で扱われていた内容です。
ホームページの企画・デザインの会社に勤めるS・Rさん(42)。手がけたホームページの人気が出るのが何より楽しみで、「結婚よりも仕事」と、この10年がんばってきましたが、ある日、手足が冷えてジンジンするようになります。その後、肩こりがひどくなり、目の奥が痛み、さらに離れたものが少しぼやけて見えるようになります。
コンタクトレンズが合わなくなったせいだと思った彼女は、度数を上げたレンズをインターネットで購入。新しいコンタクトをつけると視界は見違えるようにくっきりしたものの、その日の午後、突然ひどい頭痛に襲われます。具体的には、以下のような症状が現れてきました。
1)冷えこのような症状がみられ、S・Rさんは仕事を休みがちになってしまいました。その結果、部下に仕事をとられてしまい、さらには退社勧告まで上司に出されてしまいました。
手足が冷え、そしてジンジンとわずかに痺れるような感覚がありました。
2)肩こり
以前から肩こりはありましたが、明らかに強くなっているように感じました。
3)目の奥の痛み
仕事中、目の奥が痛むようになりました。さらに遠くの物が少しボヤけてみえるようになったため、彼女は「近視が進んだせいで見えづらくなった」と考えました。
4)頭痛
仕事中に締めつけられるような頭痛がひどくなり、業務を続けることが困難になりました。
5)吐き気
頭痛に加え、さらには吐き気まで伴うようになり、彼女は洗面所に駆け込んでしまいました。
退職後、彼女はとある新聞記事を見つけます。そこには、「自己判断でコンタクトレンズの度数を変更して、その結果、吐き気や頭痛といった症状に悩まされている」という自分と同様な状況にある人のことが紹介されていました。
そこで、彼女はその記事で紹介されていた病院に受診しにいきました。そこで彼女が告げられた疾患名は「自律神経失調症」でした。
自律神経失調症とは、原因不明の全身倦怠感、頭重、動悸などさまざまな身体的自律神経性愁訴をもちますが、愁訴に見合う器質的変化はなく、自律神経系の機能失調に基づく病像のことを指します。
そもそも「自律神経」とは、内臓の平滑筋,心筋および腺を支配し,生体にとって最も基本的な機能である自律機能を協調的に調節し、生体の恒常性の維持に重要な役割を果たしている神経系を指します。意識的・随意的な制御を受けておらず、自律神経系の求心路は内臓求心性線維からなり、遠心路は交感神経系と副交感神経系からなります。
簡単に言ってしまえば、「自律神経」とは自分の意志とは無関係に循環、呼吸、消化などの生命活動を調整する神経です。交感神経と副交感神経の2つで成り立っており、このバランスが崩れると、身体に様々な症状が現れます。こうした異常を、自律神経失調症と考えられています。
自律神経の障害による症候は多彩であり、瞳孔異常、起立性低血圧、徐脈または頻脈、便秘・下痢、発汗障害、排尿・排便障害、性機能障害などがあります。
彼女の場合、「冷え」「肩こり」「頭痛」「吐き気」などの症状が現れており、自律神経のバランスが崩れたことで起きていたと考えられます。彼女の場合、こうした自律神経失調症の原因は以下のようなものであると考えられます。 続きを読む
作者:sharara99
更新日:2008年11月22日 1時17分